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“紀州のドン・ファン”28歳元妻に無罪 パックンが本音「推定無罪守りたいけど…気になるところは」

スポニチアネックス / 2024年12月12日 18時19分

パックンこと、パトリック・ハーラン

 お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンことパトリック・ハーラン(54)が12日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にスペシャルキャスターとして生出演し、和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん(当時77)を殺害した罪に問われた元妻須藤早貴被告(28)にこの日、無罪判決が下されたことについてコメントした。

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた野崎さんに対し、須藤被告は18年5月、何らかの方法で致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われていた。犯行を立証する直接証拠に乏しい中、検察側は須藤被告が薬物を購入したとする元売人の証言や、被告が死亡前後に「覚醒剤 死亡」「完全犯罪」などといった言葉をネット検索していたことなど、あらゆる状況証拠を積み重ねた。しかし、薬物の摂取方法などで十分な立証ができなかった。

 一方で須藤被告は、ネット検索について「不気味な事件を調べることは好きだった」と、あくまで興味からの検索だったと主張。弁護側も「薄い灰色を何回重ねても黒にはならないんです」などと無罪を訴えていた。

 裁判員裁判で下された判決。パックンは「我々よりも時間をかけてしっかり証拠とか証言を精査した陪審員(裁判員)が無罪判決を出しているから、我々は思い込まないで、決めつけないでいきたいなと、推定無罪を守りたいなとは思う」と、言い聞かせるようにコメントした。

 その一方で、真相が見えなくなってしまったことに「気になる点はやっぱりいろいろありますよね」と率直な思いも告白。「この後、検察側はどう出るのか?控訴するのかが気になります。控訴する場合には、新たな証拠を持ち出さないと、道理的疑いが払しょくできないと思う」とも話した。

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