名球会総会で“あと3勝”の田中将大に熱烈エール 王貞治顧問「誰が何と言おうが突破してほしい」

＜名球会総会＞チャリティーゴルフの前夜祭で乾杯をする古田敦也名球会理事長（左）と王貞治ソフトバンク球団会長（撮影・篠原岳夫）

　日本プロ野球名球会の総会が12日、静岡県三島市の「グランフィールズカントリークラブ」で開催され、名球会入りの条件となる日米通算200勝まで残り3勝で楽天を退団し、自由契約となった田中に熱烈なエールが送られた。

　例年ハワイで行われてきた総会は、円安に伴う物価高などを理由に今年は国内で開催。古田敦也理事長は「どの時代もタフガイ（の投手）に（200勝達成を）見せていただいている。田中君も凄いピッチャー。見せつけてほしい」と偉業達成を願った。

　投手分業制の現代では200勝への壁は大きくなった。00年以降では2000安打が33人に対し、200勝は今年5月に日米通算で達成したパドレス・ダルビッシュまででわずか5人。王貞治顧問（ソフトバンク球団会長）は「何とか3勝は乗り越えてほしい。誰が何と言おうが突破してほしい」と語った。