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辰吉寿以輝 初のタイトル挑戦で2回失神TKO負け 父・丈一郎と同じ聖地で初戴冠ならずプロ初黒星

スポニチアネックス / 2024年12月12日 20時22分

<OPBF東洋太平洋Sバンタム級タイトルマッチ 中嶋一輝・辰吉寿以輝>2回、左フックで辰吉(左)をTKOする中嶋(撮影・沢田 明徳)

 ◇プロボクシング「Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 126」東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ 中嶋一輝《○TKO2回2分13秒●》辰吉寿以輝(2024年12月12日 東京・後楽園ホール)

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(54)の次男で、東洋太平洋スーパーバンタム級6位の辰吉寿以輝(28=大阪帝拳)が初のタイトル挑戦で王者・中嶋一輝(31=大橋)に2回2分13秒TKOで敗れ、プロ10年目で初のベルト獲得を逃した。

 20年11月以来、4年ぶり3度目の“聖地での一戦。「鍵は勝負強さ。相手のパンチは当たっても倒れる気はない。最後に倒したもん勝ち」と宣言していたが、1回から左構えの王者の左フックに苦戦。上下に攻撃を散らして応戦も2回に左オーバーハンドをもろに浴び、仰向けに倒れる失神KO負け。試合後は担架で運ばれた。

 父・丈一郎は90年9月、後楽園ホールでプロ4戦目を行い日本バンタム級王座を獲得した。その父がリングサイドから見守る中で奮闘も、同じ舞台でベルトを巻くことはならなかった。プロ18戦目で初の黒星を喫した。

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