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【箱根駅伝】順大・長門監督「下級生が上級生に食らいついて…」 10人が下級生 総合5位で“下克上”へ

スポニチアネックス / 2024年12月12日 22時51分

<箱根駅伝順天堂大学取材会>質問に答える長門監督(撮影・大城 有生希)

 来年1月2、3日の第101回東京箱根間往復大学駅伝に向け、順大が12日、千葉県内で会見を行った。

 10月の予選会で11位の東農大との差は1秒。浅井皓貴(4年)が日本人2番手となる全体14位の走りを見せるなど、10位で本戦出場を決めた。

 エントリー16人のうち、10人が吉岡大翔(2年)や玉目陸(1年)、川原琉人(1年)ら下級生となった。目標は総合5位。長門俊介監督は「下級生が上級生に食らいついて、忖度のない16名をエントリーした。ケガがあるとか、不安要素があるとか、そういった者は一人もいない。予選会の時とは全く別チームだと思う」と下克上へ力を込めた。

 11月中旬にはパリ五輪体操男子の団体総合で金メダルを獲得した順大卒業生・萱和磨(セントラルスポーツ)が選手らに講演した。長門監督は「学生たちにとって良かったと思うのは順大は伝統校で結果を出して、前回大会も、たすきが途切れて、いろんなことを言われてきていた。自分たちで新しい歴史を作るんだという気持ちで、彼らも体操ニッポンを取っ払って自分たちで歴史を作るんだという気持ちでやったという話をしてくれた。今のチームにフィットするのかなと思った」と話した。

 今年4月には「山の神」として名をはせた今井正人コーチらOBの指導者を迎えた。指揮官は今井コーチについて「山登りにフォーカスされている部分はあるが、全くそういうところではなく、どこでも彼は任されると走る。そういった駅伝の心得というか、気持ちの持って行き方というところを学生たちに伝えてもらえればうれしい」。指導については「指導実績もないので、手探りな部分でやってくれているが、よく見えているなというところもある。平地の方でも指導してもらっている」と語った。

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