1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

【大学ラグビー】京産大が悲願の全国制覇へ14日に選手権初戦 SH土永「壁を越えて…」

スポニチアネックス / 2024年12月13日 6時1分

悲願の大学日本一を目指す京産大SH土永旭(左)、PR川口新太(撮影・後藤 大輝)

 京産大が初の大学日本一へ突き進む。12大会連続38度目の出場となる全国大学ラグビー選手権は3回戦から登場。あす14日に控える初戦で、30大会ぶりに出場する青学大(関東対抗戦A5位)の挑戦を受ける。今季は関西Aリーグ4連覇を逃し、2位に甘んじた西の名門。キーマンのSH土永旭(4年=光泉カトリック)とプロップ川口新太(4年=東海大大阪仰星)が大学生活最後の勝負へ覚悟を示した。 (取材・構成 西海 康平、山手 あかり)

 大学日本一を懸けた戦いが始まる。関西Aリーグは開幕5連勝を飾りながら終盤に2連敗。4連覇を逃したが、巻き返しの舞台が大学選手権だ。「京産大が越えられていない壁がある。その壁を自分たちの代で越えて、目標の大学選手権優勝を目指したい」。土永が覚悟を示せば、川口も「自分たちの代で」と闘志をたぎらせた。

 それぞれが思いを持って京産大の門をたたいた。土永は当初、天理大への進学を志したが、同じポジションの複数選手の入部が既に決まっており、新たな道を模索。光泉カトリックの薬師寺利弥監督に勧められ、京産大への入学を決めた。川口は東海大大阪仰星3年時に京産大の元木由記雄GMから電話で熱心な勧誘を受け、「3番で頑張れるなら頑張ってみたい」と決意した。

 1年時から台頭し現在はキッカーも務める土永は今年2月、「超速ラグビー」を掲げるエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)率いる日本代表の候補合宿に招集された。「最初は、ビックリしたのが一番」と驚きを隠せなかったが、高いレベルを肌で感じた経験は大きな財産になった。「自分の武器を伸ばせ。コミュニケーションをもっと密に」――。同HCの助言が成長を加速させた。

 川口は1メートル86、129キロの恵まれた体格を誇り、京産大の強みでもあるスクラムを最前列で支える。昨年度の準決勝・明大戦にも背番号3を背負ってフル出場し、ピッチで悔しさを味わった。雪辱を懸けた今季は、元日本代表の田倉政憲FWコーチがフルタイムで指導に入り、トレーニングの質が向上。大学選手権へ向けた練習でも日が暮れるまで厳しい練習をこなした。

 初戦の3回戦は14日。青学大の挑戦を受ける。大学選手権では過去10度、準決勝まで勝ち上がったが、一度も決勝には進んでいない。大学日本一を懸けた戦い。4年生を中心に京産大らしさを押し出し、高い壁を乗り越えてみせる。

 ◇川口 新太(かわぐち・しんた)2002年(平14)5月24日生まれ、兵庫県宝塚市出身の22歳。3歳の時、宝塚RSでラグビーを始める。東海大大阪仰星では3年時に冬の花園大会出場。50メートル走7秒2。1メートル86、129キロ。プロップ。

 ◇土永 旭(どえい・あさひ)2003年(平15)1月9日生まれ、京都府出身の21歳。小学生まで器械体操に打ち込み、中1から本格的にラグビーを始める。西陵中、光泉カトリック出身。左足のキックが武器。50メートル走6秒4。1メートル71、76キロ。SH。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください