中村憲剛さん、4年越し引退試合に「本当に幸せ者です」 2万2014人の前で直接FK決め有終の美飾る

試合後、大勢の仲間に囲まれ寿司桶を掲げる中村憲剛氏（中央）（撮影・小海途　良幹）　　

　サッカー元日本代表MFで川崎Fで活躍した中村憲剛さん（44）の引退試合（U等々力）が14日に行われた。

　中村さんは2020年に現役引退。試合に先立ち「ケンゴフレンズ」と「なでしこフレンズ」のエキシビジョンマッチが行われた後、前半戦として「JAPANフレンズ（ブルー）」と「JAPANフレンズ（ホワイト）」が対戦。後半戦として「KAWASAKIフレンズ（ブルー）」と「KAWASAKIフレンズ（ホワイト）」が対戦した。

　後半戦の44分、中村さんが鋭い直接FKを決めると大歓声が起こるなど、最後まで2万2014人の観衆を楽しませた。

　試合後は「本日はありがとうございました。スポンサーの皆さん、本当にありがとうございました。そして、今日来てくださった皆さんありがとうございました。そして、等々力を満員にしてくれたファン、サポーターの皆さんありがとうございました。DAZNで視聴してくださった皆さんありがとうございました。本当に本当に幸せ者だと思いました。自分の引退試合にどれだけの方が来てくれるか正直不安でしたけど、蓋を開けてみればメディアの皆さんも含めてこれだけ多くの方に来ていただき、本当に幸せ者です」とあいさつ。

　「僕は4年前に引退して、セレモニーもしていただいたんですけど、当時はコロナ渦でなかなかチャントが歌えない中で引退しました。けど、今日は中村憲剛のチャントを歌っていただき、その中で送り出していただいて感無量です。僕自身も楽しめた一日でしたし、皆の笑顔を見れて幸せでした。引き続き中村憲剛をよろしくお願いします。ありがとうございました」と語った。