「光る君へ」吉高&黒木が明かした「まひろVS倫子」の裏側 倫子の“本心”まひろの台本のト書きには…
スポニチアネックス / 2024年12月15日 21時0分
俳優の吉高由里子(36)主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8:00)は15日、最終回「物語の先に」を迎えた。主人公のまひろと藤原道長の嫡妻・源倫子(黒木華)が対峙(たいじ)した。2人の緊張感あふれるシーンは多くの視聴者を釘付けにした。最終回でまひろの口から赤裸々に語られた道長との関係。吉高と黒木がそれぞれ「まひろVS倫子」の“裏側”を語った。
<※以下、ネタバレ有>
「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などを生んだ“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。
最終回冒頭、倫子は「あなたと殿は、いつからなの?わたしが気づいていないとでも思っていた?」と真相に迫った。まひろは戸惑いながらも道長との出会いや過去を赤裸々に語った。
吉高は「“ギクっ!うそーん!今ですか!?”ってなったと思う」と吐露。台本に「(言ってしまえ、の心)」というト書きがあったことを明かし、「ここで逃したら一生嘘をつき続けることしかできなくなっちゃう。サヨナラと言われる気持ちで、二度と会うことはなくなってしまうんだろうなという気持ちでカミングアウトしたのだと思う」と語った。
旧友・倫子との三角関係について、「昔からお姉さんとして慕っていた人と同じ人を好きになってしまった苦しみやお互いに惹かれ合った後ろめたさがあった。隠している自分が苦しい気持ちがずっとあった。(倫子が)気づかないわけがないかと思っていたけど、言うタイミングがなかった」とした。
倫子はまひろの口から明かされる衝撃的な事実をどう受け止めたのだろうか。黒木は撮影前に監督から「母親として彰子を思う気持ち+倫子の女性の部分や人間的な揺れを描きたい」と告げられたという。「“友を一緒に葬った”ことは知らなかったし、そこまで深いつながりとは思っていなかった。きっと倫子は動揺しているし、傷ついていると思う。だけど、正妻としてのメンツや道長の顔に泥を塗るようなことはできないという思い、彰子への思いがあると思う」と心境を語った。
倫子はまひろに「殿の妾になっていただけない?」と尋ねる。黒木は「本音だと思う。自分では補いきれない何かがあることを理解しての言葉だと思う」とコメント。「それを最終回に持ってきたのは、大石さんが見せどころだと思ったからではないかと勝手に解釈しています」と思いを寄せた。
さらに、道長に死期が迫ると、倫子は「殿に会ってやっておくれ」とまひろを呼ぶ。なぜ禁断の関係の2人を会わせたのかを聞かれると、黒木は「愛ですかね」と答えた。
「道長が一番求めているものは何なのかって考えた時に、私ではないと理解している。倫子なりの愛と尊敬だと思います。自分の愛した人が最期に会いたい人がいるのであれば、その人に会わせなければいけないと思ったのだと思います。それは愛情をかけられて育った倫子さんだからだと思う。家族の幸せを一番に思っているし、一番愛した人の幸せを最後まで思っているんだと思います」
道長を生涯愛し、最終回で交錯したまひろと倫子。吉高と黒木はそれぞれの役柄の生き様と覚悟を口にした。
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