井岡一翔 新スタイルに自信！大みそか決戦へ「幅広く戦えなかった部分を改善」前戦の反省生かす

シャドーボクシングする井岡（撮影・島崎　忠彦）

　◇WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ　王者　フェルナンド・マルティネス　12回戦　同級6位　井岡一翔（2024年12月31日　大田区総合体育館）

　13度目の大みそか決戦に臨む、前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔が14日、都内の所属ジムでWBA同級王者マルティネス戦に向けた公開練習を行った。今年7月の2団体王座統一戦で完敗した因縁の相手と即再戦。パワーで圧倒された前戦では、攻撃が単調になってしまったことを反省しながら「幅広く戦えなかった部分を改善している」と新スタイルに着手。前回同様、マルティネスに似たタイプのメキシコ人選手らと約90ラウンドのスパーを消化し、対策を練っている。

　秘策を問われると「単語を言うと分かってしまう」とけむに巻いたが「勝てない選手ではないと思っている。今つくり上げている戦い方で再戦すれば勝てる」と王座返り咲きに自信を示した。