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史上最高額!調停権を得る前の若手選手対象ボーナス MVP投票2位ウィットが4億7352万円獲得

スポニチアネックス / 2024年12月15日 8時29分

ロイヤルズのボビー・ウィット(AP)

 ロイヤルズのボビー・ウィット遊撃手(24)が調停権を得る前の選手を対象にしたボーナスで、最高の307万7595ドル(約4億7352万円)を受け取った。14日(日本時間15日)、AP通信が報じた。

 パイレーツのポール・スキーンズ投手は215万2057ドルで2位。3位はオリオールズのガナー・ヘンダーソン遊撃手で200万7178ドル、4位はブルワーズのウィリアム・コントレラス捕手で172万2174ドル、5位はロイヤルズのコール・ラガンズ投手で163万8013ドルだった。

 このほか100万ドルを超えた選手は、レッドソックスのジャレン・デュラン外野手(132万1661ドル)、パドレスのジャクソン・メリル外野手(119万1534ドル)、ヤンキースのルイス・ヒル投手(109万8628ドル)。

 MLBと選手会は、2022年3月の労使協定で年間ボーナスプールに合意し、この中から若い活躍した選手に、ボーナスを支払うことにした。ウィットはこの3年間でプールから計420万2126ドル(約6億4654万円)を受け取っている。一部の選手はすでに球団と巨額の長期契約を結んでいる。ウィットは2月に11年総額2億8870万ドルの契約を結び、ブルワーズのジャクソン・チョウリオ外野手も今年90万1335ドルのボーナスを受け取ったが、昨年12月8年に総額8200万ドルの契約に合意していた。

 このプランは、調停資格を得るのに必要な登録期間(2年と118日)が不足している選手にボーナスを与えることが目的で、外国からのプロ選手として契約した場合は対象外。今年は計101人の選手がこのボーナスを受け取る。球団別ではブルワーズが最も多い8人で、タイガースが7人、ダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、マリナーズがそれぞれ6人となっている。

 ボーナスプールからの配分の仕組みは以下の通り。MVPまたはサイ・ヤング賞の受賞者には250万ドルが与えられ、投票で2位の場合は175万ドル、3位は150万ドル、4位から5位またはオールMLBファーストチームの選出で100万ドル、最優秀新人賞は75万ドル、最優秀新人賞投票で2位またはオールMLBセカンドチームで50万ドルを受け取る。

 選手は1年に1つの成果に対してのみボーナスを受け取る資格があり、最も高額なものが支給される。残りの資金はWAR(勝利への貢献度)に基づく計算式で分配される。ウィットはMVP2位で175万ドル、プラスWARで132万7595ドルをゲットした。

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