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【松井大輔氏引退試合】カズ 松井氏との思い出は遠藤保仁、朴智星もいた京都時代「いつも一緒にいた」

スポニチアネックス / 2024年12月15日 18時11分

<松井大輔引退試合>ボールを競り合う(右から)香川、松井氏、三浦知良、遠藤氏(撮影・小海途 良幹)

 ◇松井大輔氏引退試合 JAPAN DREAMS12―6MATSUI FRIENDS (2024年12月15日 三ツ沢)

 フランスリーグのル・マンや横浜FCなどでプレーした元日本代表MFの松井大輔氏(43)の引退試合が神奈川・三ツ沢で開催された。

 先制点を奪ったのはやはり主役の松井氏だった。「MATSUI FRIENDS」の一員として先発した松井氏は、前半9分に見せ場をつくった。左サイドからDF太田宏介氏のクロスを受けたFW三浦知良がトラップして左足シュート。GKがはじいたところを詰めていた松井氏が押し込んで先制点を奪った。ゴール後はカズらとハグして満面の笑み。場内は大盛り上がりとなった。

 2点目も松井氏だった。前半18分に右サイドのMF中山克広からのクロスを受けた左サイド寄りで受けた松井氏が中央のカズに折り返し。カズがドリブル突破を図り、そこでこぼれた球に反応した松井氏が右足を振り抜いてゴール左に流し込んだ。

 松井氏は前半途中に「JAPAN DREAMS」の一員としてプレーし、前後半で計5ゴール。前半44分、後半33分、35、40分と立て続けにゴールを決めると、終了間際の44分にもゴールを決め、1万363人のファンを盛り上げた。

 前半途中で退いた三浦は後半から試合を中継したAbemaの放送ブースに参加。「素晴らしいメンバーがそろって雰囲気も良かったし、楽しかったです」と振り返った。

 松井氏のプロ1年目は京都でともにプレーした三浦は「ドリブラーで他の選手とは違いました。1年目から3分の2以上リーグ戦に出ていました。うまく育っていけば日本代表で活躍する(と思っていた)。海外志向が強かったので、いつも僕のブラジル時代の話を聞きに来ていました。その頃から海外に出て行くんだろうなと思っていました。大輔の一番いいところはドリブルで勝負していくところ。それは失わずにずっとやっていくべきと言いました」と若かりし頃の思い出を振り返った。

 また、人柄を表す驚がくエピソードも披露。「あとは僕の寮の部屋に土足で入ってきていました。“カズさん、飯行きましょう”って土足でどかーっとあがってきた」と話すと、同じく放送ブースに座っていた本田圭佑も「えっ!」と驚き。カズは「そういうところでも本物でしたね」と笑顔で懐かしそうに話した。松井氏はこのエピソードに「はい、1年目でした。本当に申し訳ないです。カズさんは絶対に怒らないんですよ」と謝罪していた。

 試合後はカズが松井氏にバラの花束を贈呈。渡す前に通り過ぎるパフォーマンスを見せ、場内の笑いを誘った。松井氏は試合後「カズさんが花束を渡すときに“次はいつ復帰するの?”って行ってました。いやいや、復帰絶対にしないです。カズさん、そこだけはって」と2人のやり取りを明かした。

 カズは試合後「大輔のゴールに絡めて良かったです」と笑顔。自身のプレーについては「12月5日から大阪に入ってキャンプをやっていましたので、これくらいであればいけるかな」と話した。

 松井氏との思い出について「大輔が1年目の2000年に一緒に寮で暮らしていたことが懐かしく思いますね。その時は遠藤(保仁)もいましたし、朴智星もいましたし、豪華なメンバーで。サッカーはもちろんですけど、生活も含めていつも一緒にいましたので鮮明に覚えていますね」と振り返った。

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