【筑後鷹】井崎燦志郎は25年型新フォームに挑戦中 ショートアーム投法で大きな出力目指す
スポニチアネックス / 2024年12月17日 5時2分
福岡高から入団3年目のソフトバンク・井崎燦志郎投手(20)は新フォームに挑戦中だ。テイクバックが小さい「ショートアーム」で25年を戦うべく準備を進めている。来季は3軍を率いる斉藤和巳監督(47)から技術面、精神面ともに熱心なアドバイスを受け、来季は花を咲かせると練習に打ち込んでいる。
師走に突入した福岡県筑後市のファーム練習場。井崎は黙々と新フォーム習得に取り組んでいた。キャッチボールやネットスローなどを繰り返す日々。今季は5月に右肩を痛めて離脱。9月に復帰したが、3、4軍では計18試合の登板にとどまった。肩肘の負担軽減と力のロスをなくすためにテイクバックを小さくした「ショートアーム」にモデルチェンジ中だ。
「けがをしないためが大前提。極力、無駄なくシンプルに。小さな力で大きな出力をというイメージ」と理想を語った。5割ほどの力で投げても140キロ中盤が出るなど、感触をつかみつつある。
新フォームへの挑戦を前にさまざまな選手の動画を見た。目に留まったのは大分・明豊出身で今年3月に支配下登録された巨人の京本だった。同じ2004年の2月生まれ、高校から育成でプロ入りした二つの共通点がある。「投げ方がコンパクト。イメージがしっくりきた」と参考にしている。
来季から3軍を指揮する斉藤和巳監督から受けた助言を大事にしている。斉藤監督は今秋キャンプ途中で都合により宮崎を離れる時期があったが、LINEで体重移動などを質問。何度も何度も聞いたことを謝ると「頑張っている選手に時間を使うのは当たり前だから」という返信に感激し、勇気づけられたという。03、06年に最多勝と沢村賞に輝き、通算79勝を挙げた“カズミ流”を実践中で、練習で見つかった課題をノートに書くことも始めた。「ずっと頭を使って野球はしようとしていたけど、初めて考えて野球をやっている感じはします」と過去にない感覚がある。
私生活では日記もつけ始めた。最初のページには「孤独に負けるな」と書いた。これも斉藤監督から授かった金言だ。シーズンオフは誘惑が多く、練習量が減ってしまいがちだが、「流されないように。孤独を恐れず過ごせば結果はついてくるから」と言われた。年明けも変わらずファーム施設でトレーニングに励む予定。努力は必ず報われると信じ、己に勝つ覚悟でいる。 (杉浦 友樹)
◇井崎 燦志郎(いざき・さんしろう)2004年(平16)2月9日生まれ、福岡県出身の20歳。小4から野球を始める。福岡高では2年夏の代替大会福岡地区大会で優勝したが、甲子園出場なし。21年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団。1メートル87、78キロ。右投げ右打ち。背番号139。
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