今季韓国で導入の「ロボット審判」 来季はストライクゾーンが約1センチ低くなる
スポニチアネックス / 2024年12月17日 11時1分
【室井昌也コラム 月に2回は韓情移入】韓国プロ野球(KBO)で今季採用された「自動投球判定システム(ABS)」、いわゆる「ロボット審判」は大きなトラブルなく初年度を終えた。ストライク、ボールの判定を機器が測定し、判定結果をイヤホンで聞いた球審がコールするこの仕組み。KBOでは今月3日に来季の運営方針について検討を行った。
ABSについて選手からは「高めから入るカーブがストライクになりやすい」「かがんだ姿勢で構える、背が高い打者は高めがストライクとなって不利」という声が聞かれた。KBOがとったアンケートでも「高めのストライクゾーンの調整が必要」という意見が多かったという。
それを受けてKBOでは来季からストライクゾーンを下げることを決めた。身長1メートル80の打者の場合約1センチ、ストライクゾーンが低くなる。
ストライクゾーンは打者の身長に合わせて設定。今季のストライクゾーンの高低は、上端が打者の身長の56・35%、下端が27・64%だった。2025年シーズンは上端55・75%、下端27・04%と0・6ポイント下がる。ゾーンのサイズに変更はない。
そして、今季試験運用された「ピッチクロック」が2025年から本格導入となる。今季、投手はボールを受け取ってから18秒以内、走者がいる時は23秒以内に投げなければ警告が告げられたが、罰則はなかった。
来季からは違反時に「ボール」が宣告されるが時間は無走者時が20秒、走者がいる時は25秒と今季より緩和される。メジャーリーグベースボール(MLB)の無走者15秒、有走者18秒より余裕を持たせている。
またMLBでは投手がプレートを外す行為は1打席に2度まで(けん制を3度行い、アウトにならない場合はボーク)というルールが採用されているが、KBOでは「プレートを外すのは、戦略や試合の流れを維持する上であってよいもの」と判断。制限は設けないこととした。
KBOでは「ルール改定は罰則が目的ではなく、ファンのための試合時間短縮と国際大会への適応が目的。また、急激な変化による混乱やプレーへの影響を最小限に抑える範囲内で調整した」としている。
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