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MLB公式 オリオールズ入りの菅野智之は先発4番手と予想「投手陣にとって貴重な追加戦力となる」

スポニチアネックス / 2024年12月17日 13時43分

ボルチモア・オリオールズ公式X(@Orioles)から。日本語で「オリオールズへようこそ 菅野智之投手」とメッセージ

 オリオールズが16日(日本時間17日)、巨人から海外FA権を行使した菅野智之投手(35)と1年契約を結んだことを発表した。公式X(旧ツイッター)に、菅野の侍ジャパンのユニホーム姿の写真とともに日本語で「菅野智之投手、オリオールズへようこそ!」と記した。

 米スポーツ専門局ESPNのジェフ・パッサン記者は情報筋の話として「菅野とボルチモア・オリオールズは1年1300万ドル(約20億円)の契約で合意した」と投稿した。

 大リーグ公式サイトは、菅野のオリオールズ入団を報道。「ボルティモアは菅野をどのようにローテーションに組み込むか、または彼をブルペンで起用するかはまだ決まっていない。しかし、彼は何らかの形で投手陣にとって貴重な追加戦力となるだろう」と起用法については未定としつつ、来季は先発4番手に入ると予想した。

 同サイトは、1番手は今季10勝(9敗)を挙げ、メジャー通算62勝(62敗)の右腕エフリン、2番手は今季13勝(4敗)を挙げたメジャー2年目の25歳右腕ロドリゲス、3番手は今季8勝10敗ながら、昨季は13勝5敗の成績を残した右腕クレマーと予想。菅野を4番手に置き、5番手は今季16試合に先発して3勝9敗だった24歳左腕ポビッチと予想した。

 菅野は今季15勝3敗、防御率1.67をマークし、いずれも4年ぶりとなる最多勝と勝率第1位のタイトル、さらにセ・リーグMVPを獲得。昨季の4勝から巻き返し、チームの4年ぶりのリーグ制覇に貢献した。10月5日に海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明。20年シーズン終了後にポスティングシステムでメジャー移籍を目指しながら契約合意に至らず、「僕自身もやっぱり向こうでプレーするという気持ちでいる。やっぱり2020年行けなかった時のね、そういうのはずっと僕の中であったので。そういう決断をしました」と話していた。

 1901年創設のオリオールズは東海岸のメリーランド州ボルティモアが本拠で、球場はオリオールパーク・アット・カムデンヤーズ。ア・リーグ東地区に所属し、ワールドシリーズは1966、70、83年と3度制覇した。日本人選手では過去に上原浩治(2009年から11年)、和田毅(2012、13年=メジャー登板なし)、藤浪晋太郎(2023年)の各投手がプレーしている。

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