西山女流3冠 女性初の棋士へ王手 棋士編入試験2勝2敗のタイ 宮嶋健太四段に95手で勝利

棋士編入試験第4局で宮嶋健太四段（手前）に勝利し、2勝2敗として女性初の棋士へ王手をかけた西山朋佳女流3冠

　将棋の西山朋佳女流3冠（29）が17日、大阪府高槻市の関西将棋会館で棋士編入試験第4局に臨み、宮嶋健太四段（25）に95手で勝利した。5番勝負で行われる試験は2勝2敗。次回来年1月、柵木幹太四段（26）との第5局に勝利すれば、女性として史上初めて四段昇段して棋士になる。

　「とにかく悔いのない形で指せればと思っていた。形勢は難解かなと。結構細い攻めで色々受け方があるのかなと思っていた。第5局？泣いても笑っても最後。本局も要所でいい手が指せなかった。しっかり反省をして最後は悔いのないように挑みたい」と終局後、語った。