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堺雅人 8年ぶり映画主演 “クセ強”な役柄封印!「半沢直樹」で共演・井川遥と普通の大人の恋物語

スポニチアネックス / 2024年12月18日 5時2分

「平場の月」で主演する堺雅人(左)と井川遥(C)2025映画「平場の月」製作委員会

 俳優の堺雅人(51)が来秋公開の「平場の月」(監督土井裕泰)で、8年ぶりに映画主演する。アラフィフの恋を描いた物語で、朝倉かすみ氏の小説が原作。堺は2017年の「DESTINY 鎌倉ものがたり」以来の主演で、原作を何度も読み返すほど心酔。「本当に夢のような日々が始まったなと感じています」と心躍らせている。

 堺といえば「倍返しだ!」の決めぜりふが有名なTBSドラマ「半沢直樹」のクセの強い銀行員など、ドぎついキャラクターのハマり役が多い。だが、今作で演じるのは、妻と別れ地元の印刷会社に再就職し平穏な生活を送る“ごく普通の男”だ。最近のイメージにない平凡な役柄だが、関係者は「どこにでもいそうな人をうまく演じていて、引き出しの多さはさすが」と高く評価する。実際に印刷会社を訪れ、仕事内容を勉強するなど役作りにも熱心に励んでいるという。

 堺と初タッグとなる土井監督も「原作や台本もボロボロになるまで読み込んで、情報を全て取り込んでいる」とその姿勢に感服。「こちらの要求にも柔軟に対応してくれ、堺さんと役を作っていくのが本当に楽しい」と現場の空気は良好のようだ。

 物語は35年ぶりに再会した中学時代の同級生同士による“大人のラブストーリー”で、ヒロインを井川遥(48)が務める。ある日、堺演じる青砥健将は中学時代に思いを寄せていた同級生・須藤葉子(井川)に再会。須藤は夫と死別し、互いに独り身の2人は意気投合し、次第に心を通わせていく。

 井川は「半沢直樹」で、半沢らが通う小料理屋の女将役を好演。それ以来の共演となるが、堺は「僕が演じる青砥は、井川さん演じる須藤あっての青砥」と信頼をにじませる。井川も「堺さんは懐が深く、温かくて包み込んでくれるような方です。年齢を重ねてまたご一緒できること、楽しみにしていました」とコメント。クセのない等身大の堺と、井川の恋から目が離せない。 (塩野 遥寿)

 ≪二重人格、気分屋弁護士など好演≫「半沢直樹」のクセ強銀行員の他にも、インパクトあるキャラクターを数多く演じてきた堺。23年のTBSドラマ「VIVANT」では、普段は気弱だがピンチになると突然強気な別人格が現れる二重人格のキャラクターを好演。12年のフジテレビ「リーガル・ハイ」では新垣結衣(36)演じる新米弁護士とタッグを組むアクの強い敏腕弁護士役。気分屋でわがままだがどこか憎めないキャラクターで話題になった。

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