19日からガソリン値上げ、補助金減額の影響 専門家「燃料費、物流費が上がり食料、日用品も…」

フジテレビ社屋

　みずほリサーチ＆テクノロジーズの安川亮太氏が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）にVTR出演。19日からガソリンなどの補助金が減額され、ガソリン価格が上昇することでの影響についてコメントした。

　政府は11月に石油製品の価格を抑えるための補助金も減額を決定。ガソリンなど石油製品1リットル当たりの補助金は、19日と来年1月16日に分けて段階的に合わせて約10円減る。このためガソリンなどの価格は、19日以降に約5円、来年1月16日以降はさらに約5円値上がりが見込まれている。

　自民、公明、国民民主3党はガソリン税の暫定税率を廃止する方針で合意したが、減税の時期について、与党は再来年度以降を想定。一方、国民民主党は「1日も早い廃止」を求めている。

　安川氏は、今後について、車を持たない人にも影響があるとし、その理由について「燃料費が上がると物流費が上がり、それによって食料、日用品の価格も上がる。（来年1月までの2回の補助金減額で）ガソリン価格が約10円上がると家計負担は年間約5000円から6000円増える」と試算した。