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阪神・森下が本紙に激白 巨人新加入のマルティネス撃つ!球数を投げさせて攻略だ「糸口が見つかればいい」

スポニチアネックス / 2024年12月19日 5時17分

7月28日、中日戦でマルティネス(左)からサヨナラ打を放った森下

 阪神・森下が、巨人に新加入するマルティネス撃ちへの決意を本紙に独白した。プロ2年で通算7打数1安打、打率・143ながら、唯一の安打は今年の7月28日の中日戦で延長11回に浴びせたサヨナラ打。守護神である以上「出させない展開にするのが一番」とうなずき、「“その時”だけを見ず、継続的に疲れさせたい」と粘りの姿勢で攻略を期す。

 「良いピッチャーでも打たれる時は打たれる。(球数を投げさせて)そういう糸口が見つかればいい」

 壁は高ければ高いほど森下は燃える。今季リーグ優勝を譲った強敵に大きなピースが加わった。今季まで抑えを務めた大勢が8回に配置転換され、9回には剛腕マルティネス。堅固に築かれた“要塞”について「優勝したジャイアンツにまた強力な戦力が入るのは、正直イヤ」。だが、付け入る隙はある。今季のマルティネスは、甲子園に限れば2試合で0勝1敗、防御率6・75。新本拠地となる東京ドームでは同0・00ながら、登板は3試合。バンテリンドームより狭く本塁打も出やすいため、試合を重ねれば一発逆転のドラマは必ず訪れる。「難攻不落」は過去の話だ。

 「(マルティネスが)出てくる前に試合を決め切るような展開を野手がつくれれば、問題はないと思う。打者陣がキーマンになる」

 巨人入団が決定的な田中将(前楽天)との対戦も心待ちにする。「ヤンキース時代も見ていた。経験値が高い人が入るというのは巨人にプラス。より厄介」と警報を鳴らしつつ「やることは変わらない」と不敵な笑みを浮かべた。わずか3・5ゲーム差で連覇を逃した悔しさは、すぐさま晴らしたい。ソフトバンク・甲斐も含めた大型補強に走る阿部巨人相手に今季、得点圏打率・500を誇った背番号1。球界屈指のクラッチヒッターが、宿敵の砦(とりで)を打ち砕く。(八木 勇磨)

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