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長嶋茂雄氏、渡辺恒雄さん死去に衝撃「何が起こったのか、頭は白紙」「笑顔しか浮かんできません」 

スポニチアネックス / 2024年12月19日 13時15分

2005年、握手する長嶋茂雄監督と原辰徳新監督、渡辺恒雄オーナー

 読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄(わたなべ・つねお)さんが、19日午前2時、肺炎のため東京都の病院で死去した。98歳。プロ野球巨人の終身名誉監督を務める長嶋茂雄氏(88)が追悼した。

 「突然の訃報でした。しばらくは、何が起こったのか、頭は白紙の状態でした。古く長いお付き合いで、巨人を離れても沢山の思い出があります。今、何を話せばよいのか、巨人が勝った時の渡辺さんの笑顔しか浮かんできません」と球団を通じてコメントした。

 渡辺さんはプロ野球・巨人のオーナー、株式会社読売ジャイアンツ取締役最高顧問などを歴任し、日本球界の発展に寄与した。長嶋氏は、巨人「V9」時代に王貞治氏とともに「ON砲」としてチームをけん引。渡辺さんが巨人軍の実質トップとなった92年秋、長嶋氏は監督に復帰し、長きに渡り球団に貢献した。

 渡辺さんは1926年5月30日生まれ、東京都出身。株式会社読売新聞社社長、読売ジャイアンツ(巨人)の球団オーナー、株式会社読売ジャイアンツ取締役最高顧問、社団法人日本新聞協会会長を歴任した。「ナベツネ」のニックネームで知られ、政財界に幅広い人脈を築いた。07年、第54回カンヌ国際広告祭で世界のメディア業界の中から傑出した人物を讃える「メディアパーソン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

 副社長時代の89年、読売巨人軍の球団内で組織された最高経営会議のメンバーに選ばれたことをきっかけに球団に関わるように。その発言が球界に強い影響力を及ぼすようになり、96年にオーナー就任。記者としての知識を生かし素早く野球業界について学び、球界発展の立役者となった。

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