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小川菜摘 文学座の養成所で同期だった渡辺徹さんとの思い涙「物凄い優秀で」家族ぐるみの付き合いも

スポニチアネックス / 2024年12月19日 20時6分

小川菜摘

 女優の小川菜摘(61)が19日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。22年11月に61歳の若さで他界した俳優の渡辺徹さんとの思い出を語った。

 小川は15歳でデビューし、大ヒットドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」などに出演した。司会の黒柳徹子が「ドラマに出演した後、演技の勉強で文学座の養成所にお入りになったの」と尋ねると、「15歳でデビューして本当に演技のことなんて何も分からなかったし勉強しなきゃと思って文学座に」と明かした。

 黒柳もかつて文学座に在籍しており「大先輩です」と小川。さらに「渡辺徹くんと同期でした」と打ち明けた。

 当時の渡辺さんについて「研究所の時はもう徹くんは茨城出身なんでやっぱり標準語がスムーズに話せなくて、よく先生にとにかく標準語をしゃべれるようにしなさいって怒られていたのが凄く印象に残ってます」と回顧。「でも彼は物凄い優秀で、群を抜いてお芝居もうまいなあって思ってたし、先生たちに凄く期待されていて」と続けた。

 さらに講義にはレオタードを着て体操をするというものもあったっとし、「徹くんは凄く体が柔らかくて、で私がちがちに硬くて。いつもいい見本と悪い見本で前に出されていたっていう、凄く恥ずかしい思い出があります」と苦笑した。

 黒柳が「18歳の時に出会って、家族ぐるみのお付き合いをしてらした」と紹介すると、小川は「はい。なぜか引っ越すところ、引っ越すところご近所で」。さらに「もともとうちの子供たちが幼稚園から通ったところも渡辺家が。“うちの息子が行ってる所、凄くいい所だから見学行ってみたら”っておっしゃってくれて。それでうちの息子たちも通うようになって。凄く家族ぐるみでずっとお付き合いさせていただいてます」としみじみと話した。

 渡辺さんが他界した時は「いやあなんか…。信じられなくって」という気持ちだったと振り返ると、「今もどっかにいるんじゃないかなって凄く思いますし」と目を赤くした。

 「私も50で舞台復帰して、見に来てくれたりして、“お前がこんなに芝居好きだなんて、なんか俺知らなかったよ”って言ってくれて。“だからいつか俺たちで芝居を作ろうか”って約束してたんですね」と話し、「でもそれがかなわなかったのが凄く残念でした。でもきっと何か私がお芝居やってる時、どっかの客席で見てるんじゃないかなってと思います」と話すと、涙をぬぐった。

 渡辺さんに今言いたいことを問われると、「好きな芝居頑張るからねって。見ててねって言いたいですね」と思いを込めた。

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