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織田信成 キスアンドクライで号泣!11年ぶりの大舞台 観客と踊った「マツケンサンバ2」4回転着氷

スポニチアネックス / 2024年12月20日 16時15分

<全日本フィギュア第1日>男子SP、演技をする織田信成(撮影・小海途 良幹)  

 ◇フィギュアスケート全日本選手権第1日(2024年12月20日 大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム)

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねる全日本選手権が20日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕。今季限りで引退する織田信成(37=大阪スケート倶楽部)が男子SPで84.53点をマークした。

 11年ぶりの大舞台。名前がコールされると、観客からは大きな拍手が沸き起こった。SPでは「マツケンサンバ2」の軽快なリズムに乗って、織田らしいコミカルな演技を披露した。冒頭の4回転-3回転の連続トーループを着氷。衣装の袖を下ろす際に少しもたつくハプニングにも笑顔で対応した。

 「マツケンサンバは日本国民のソウルミュージック。みんなが盛り上がれる」と選曲した理由を語っていた通り、観客と一体となって氷上を駆け抜けた。演技後はスタンディングオベーション。コーチらと抱き合った。

 キスアンドクライでは得点が発表される前から号泣。84.53点と発表され、コーチと再び抱き合って喜んだ。「家族も見に来てくれて、大阪で友達も来てくれた。37歳で4回転を決めるぞと思って臨んでいたので、うれしい。終わったあとは安心感というか、解放されて感極まってしまいました。フリーも同様に4回転を決めたい」と振り返った。

 19日に行われた前日練習後では観戦に訪れる家族の話になると、「ちょっと待って、なんで泣いてるんやろ…」とすでに感極まっていた37歳ベテラン。08年に制した全日本。最後の大舞台でのラストダンスに期待が高まる。

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