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メキシカン対決のIBF世界王座決定戦 ガルシア&カリストが前日計量パス「メキシカン同士の戦争」

スポニチアネックス / 2024年12月20日 18時50分

前日計量に臨んだウィリバルド・ガルシア(左)とレネ・カリスト(亀田プロモーション提供)

 ◇IBF世界スーパーフライ級王座決定戦 ウィリバルド・ガルシア《12回戦》レネ・カリスト(2024年12月21日 ツインメッセ静岡)

 IBF世界スーパーフライ級王座決定戦の前日計量が20日、行われ、IBF世界同級3位のウィリバルド・ガルシア(34=メキシコ)は51・6キロ、同級4位レネ・カリスト(29=メキシコ)は51・8キロで両者ともにリミットをクリアした。

 「3150×LUSHBOMU vol.3」の第1試合として行われる、メキシコ人同士の世界戦に向けてガルシアは「これはメキシコ人同士による戦争だ。日本で試合しようがそれは関係ない。俺はリングの上では恐れない。相手に向かって前に出続けるだけ。明日の試合は俺が必ずメキシコにベルトを持ち帰るよ」と強気に宣言。27歳からプロデビューした遅咲きボクサーで、34歳でつかんだ世界初挑戦のチャンスに向けて覚悟を口にした。

 元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(33)のサポートを受けるカリストは「今は最高のモチベーションだ。自分を見い出してくれた和毅にはとても感謝している。世界王者のベルトを獲って和毅に恩返ししたい」と意気込んだ。

 カリストは和毅が10代で拠点を置いたメキシコのジムで掃除のアルバイトをしていた時期に出会い、そこでボクシングを勧められグローブやシューズなど用具一式を提供してもらったという。それから交流が続き、16年12月のデビューから23戦全勝で世界初挑戦。「明日(21日)の試合は彼(ガルシア)が言っていたようにメキシカン同士の戦争。負けるわけにはいかない」と世界王座奪取と“恩師”への勝利を誓った。

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