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4連覇狙う坂本花織が圧巻の演技 自己ベストに迫るSP78.92点に「まだ伸びしろある」

スポニチアネックス / 2024年12月20日 20時49分

演技をする坂本花織(撮影・小海途 良幹)  

 ◇フィギュアスケート全日本選手権第1日(2024年12月20日 大阪・東和薬品ラクタブドーム)

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねる全日本選手権が20日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで開幕。4連覇を狙う坂本花織(シスメックス)が19番滑走でSPに登場。78.92点の高得点をマークした。

 冒頭で幅のあるダブルアクセルを決めると、ステップからの3回転ルッツも着氷。グランプリファイナルでは転倒した後半の3回転フリップ―3回転トーループの連続ジャンプをしっかりと決め、スピンでも最高評価のレベル4をそろえ、全ての要素で加点を引き出した。演技後は笑みを浮かべながらうなずき、自らの演技に納得した様子だった。

 キスアンドクライで得点を聞くと「おお~!」と驚いた様子を見せていた。その後、報道陣の取材に応じ「大きなミスなくできてホッとしている。一つ一つ集中できた。自己ベストに近づいていてうれしい。まだ伸びしろがあることでやりがいがある。(フリーは)楽しめるように精いっぱい滑りたい」と語った。

 女子で史上9人目の4連覇を狙う今大会。3位だったGPファイナルから帰国した10日に胃腸炎となり、1日ほど寝込んだという。練習再開後は滑りのスピードが落ちていることを感じ、体幹や太腿裏を重点的に鍛え「ゼロからリスタート。逆に疲れ残さず、改めて体をつくり直せた」と語っていた。

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