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M-1審査員全員が、不参加の松本人志より年下 過去に松本が最年長だった大会なく…来年以降への布石?

スポニチアネックス / 2024年12月20日 22時8分

ダウンタウンの松本人志

 22日に開催される「M-1グランプリ2024」(テレビ朝日系、後6・30)の決勝。今年は令和ロマンの連覇に注目が集まるが、一方で審査員からダウンタウン松本人志(61)の名前が消えたことも話題となっている。その影響はあるのか、ないのか。また、来年以降はどうなるのか?

 まず、松本が審査員を辞退した年は2回ある。2004年と2015年で、04年は当時の大会委員長だった島田紳助が不祥事により出場を見送り、松本も「紳助さんがいるからあのポジションにいた」という内容のコメントを残し、辞退した。また、15年はM-1が5年間のブランクを経て再会した年だったが、相方の浜田雅功が他局の番組への出演が先に決まり「浜田の裏でやるわけにはいかんやろ」という理由で審査員のオファーを断った。

 松本不在の2回は明らかな影響はあったのか?視聴率で見ると、04年は関東地区が11・0%、関西地区が18・0%だった。03年と05年は関東が10・7%と12・6%、関西は20・6%と22・4%と関西では若干の影響があった可能性はある。一方、M-1が5年ぶりに再開となった15年は関東が17・2%、関西が21・4%。松本が復帰した翌年は関東が13・5%とダウン。関西は23・8%と微増だった。視聴率にはさまざまな要素が重なるため一概には言えないが、数字からは明らかな松本不在の影響は感じられなかった。そのため、今回も視聴率の観点からは大きな変化はなさそうだ。

 ただ、数字に表れないインパクトは絶大だった。伝説となっているのは第1回大会の麒麟。この日の最高点をつけて「僕は今までで一番良かった」と発言。結成3年目で全くの無名だった麒麟を大ブレークさせた。

 第1回大会では、チュートリアルに松本の審査員史上最低点となる50点をつけたが、5年後に「ほぼ完璧」と評価するなど年月をかけてのドラマも演出した。16年大会では銀シャリに「腹立つわー、おもろい!」、22年大会では男性ブランコに「こんなん大好きやねん」と、わかりやすい言葉で数々の賛辞を送った。芸人たちはそんな松本の言葉に勇気づけられ、ファンは褒められたコンビに一目を置いた。

 M-1審査員のキャリアは17回を数え、2位につける中川家・礼二の10回を大きく引き離して断トツ1位。M-1の主人公は演者であることは間違いないが、松本の存在感は群を抜く。そのカリスマ性、言葉の破壊力を今年の審査員が出せるかどうかには不安は残る。

 しかし、世代は移り変わり、あるテレビ関係者は「劇場に来ているファンは、もう大半がダウンタウンの漫才やネタを知らない世代になってきている。芸人でもそんな世代が出始めている」と話す。

 そんな中での第20回大会。今回、M-1の審査員はかなり若返った。最年長の博多大吉でさえ53歳で、松本よりも8歳も若い。

 実は過去の大会で、松本が審査員で最年長だったことはない。今回、9人全員が松本より年下というのは来年以降に何か意味を投げかけているのか?M-1最大の功労者が芸能活動休止の流れのままフェードアウトしてしまうのなら、あまりにも寂しい。

(吉本連載担当・江良 真)

 

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