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丸山九段が銀河戦2連覇 またも決勝で藤井7冠破る 「とりあえず頑張る。50代は無理してはいけない」

スポニチアネックス / 2024年12月21日 15時4分

2年連続優勝の丸山九段(撮影・我満 晴朗)

 将棋の第32期銀河戦は21日、決勝が配信され、丸山忠久九段(54)が藤井聡太王将(22)=7冠=を下し、2年連続優勝を果たした。銀河戦の連覇は第8、9期の羽生善治九段(54)以来、2人目。藤井は昨年も決勝で丸山に敗れ、2年連続の準優勝となった。

 収録は9月27日。丸山は12月には達人戦も制している。以下は一問一答。

 ――優勝の喜びを。

 「今は対局が終わった直後なので、喜びというよりほっとしている」

 ――決勝を前に藤井対策は?

 「どこをとってもスキがない相手。今さら対策を立てても、と(笑い)。特にきょうのためにという対策は立ててなかった」

 ――2年連続優勝について。

 「出来過ぎ。それは結果が偶然でた感じ」

 ――連覇は羽生九段が2回記録しているが、3連覇はだれも達成していない。来年に向けて。

 ――「その辺は全然考えず、一番(一局)勝てれば。一局一局が勝負なので。何局か指せればうれしい」

 ――藤井に決勝で2年連続勝利というのは大きいのでは?

 「きょうの内容もそんなにこちらが良かったわけではない。その辺は特に思っていないが、今後藤井さんと対局できる機会もどれだけあるか分からない。そういう機会があれば大事にしていきたい」

 ――藤井キラーとしてその名が広まりそうだが。

 「局数も少ないし、早指し戦は時の運もある。自分としてはなんとも思っていない(苦笑)」

 ――50代で結果を出せた。同世代に勇気を与えたのでは?

 「結果を出せても出せなくても、とりあえず頑張るのがいいのかな。50代は無理してはいけない(笑い)」

 ――以前から筋トレで体を鍛えている。将棋にも有意義と考えている?

 「将棋の勉強をしたほうが有意義。ただ健康とか、人生には有意義では(笑い)。筋トレの方は将棋より成長しているのかな」

 ――若い者にはまだまだ負けないという思いは?

 「ないです(笑い)。若い人からは教わらないと。あははは」

 ▼準優勝・藤井 昨年の対局では丸山九段の強さを感じたので、自分自身集中して精いっぱい指さなければいけないと思った。結果は仕方ない。ただ本局は途中で指しやすそうなところもあっただけに、そこで間違えてしまったこは残念。丸山九段の力を感じることが多かった。

 

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