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【ラグビー大学選手権】中山主将「80分間愚直にプレーしようと」慶大4強逃すも“らしさ”体現

スポニチアネックス / 2024年12月21日 15時10分

<慶大・帝京大>会見で試合を振り返る慶大の中山大暉主将

 ◇ラグビー全国大学選手権準々決勝 慶大24―73帝京大(2024年12月21日 東京・秩父宮ラグビー場)

 関東対抗戦5位の慶大は同2位で大会4連覇を目指す帝京大に24―73で敗れ、敗退が決まった。14年度以来10大会ぶりの準決勝進出はまたもかなわず、大学を最後に第一線を退くフッカー中山大暉主将(4年)は「帝京さんの凄く強いキャリアー、切れない集中力に及ばなくて、何度も諦めそうになったが、とにかく慶応ラグビーを体現しようと。23人がファイトし続けられたのは、今後につながる80分間だった」と晴れやかな表情で語った。

 10月の対抗戦では19―57で敗戦。2カ月前から得点差は開いたが、主将の言う通り随所に慶応らしさは見せつけた。春からこだわってきたというモールでは、大勢が決した後半38分に中山主将自らモールトライ。「一度バックスとボールを回すかモールかで話したが、春季大会からモールにこだわってきた。慶応らしさを出すために、モールで押そうと。押し切れたのは良かった」。伝統の“魂のタックル”も1人1人が体現。帝京大のフランカー青木恵斗主将(4年)も「激しいプレッシャーを受ける場面もあった」と認めた。

 後半ロスタイムにダメ押しのトライを許した後も、「80分間愚直にプレーしよう」(中山主将)とコンバージョンでの2点を防ぐため、15人全員が全力ダッシュでキッカーへプレッシャーを掛けに行った。結果的に2点を追加されたが、最後まで死力を尽くしたフィフティーン。中山主将は「悔しいが来年以降、後輩たちには頑張ってもらいたい」とバトンを次世代に託した。

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