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M―1決勝 本紙記者独断予想…本命はヤーレンズ 対抗はエバース ▲は令和ロマン 穴はダイタク

スポニチアネックス / 2024年12月22日 5時3分

ヤーレンズの楢原真樹(左)と井出隼之介(撮影・村上 大輔)

 漫才師日本一を決めるテレビ朝日系「M―1グランプリ2024」決勝が、22日に行われる。本紙記者の独断予想では昨年優勝まであと1票に迫った「ヤーレンズ」が大本命。放送作家やテレビ局関係者の間では「今年はとんでもなく面白いネタを1本持っている」と評判になっており、雪辱に期待したい。

 対抗には、決勝初進出の「エバース」を推す。今年10月の「NHK新人お笑い大賞」で初タイトルを獲得し勢いは十分。過去優勝は初進出組が最多で第1回の中川家を除けば計9組が戴冠。データも背中を押す。劇場関係者も「若手の中ではネタの完成度は群を抜いている」と太鼓判。正統派しゃべくり漫才一本で勝負する武骨さも魅力で、初の大舞台でどこまで通用するか注目だ。

 史上初の連覇を狙う「令和ロマン」は3番手評価。昨年の衝撃が大きかった分、求められるハードルはより高くなる。それでもしっかりと決勝に上がってくる実力やカリスマ性は本物で「令和ロマンなら」という期待感を感じさせる。

 お笑い関係者の間では「養成所で結成したコンビよりも、中高の同級生や兄弟など関係性のより深いコンビの方が面白い」とよく言われるが、そういう意味ではラストイヤーの双子コンビ「ダイタク」がダークホース。息ぴったりでネタも豊富とあって一発があるかもしれない。

 過去最多1万330組がエントリーした今大会。松本人志(61)不在の審査員9人体制がどう影響を及ぼすのか、ネタ以外にも見どころ満載。決勝戦の模様は午後6時30分から生放送される。(塩野 遥寿)

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