中日・高橋宏 今中慎二を抜いて高卒では球団最速で1億円超え 来季は「先陣を切って引っ張りたい」
スポニチアネックス / 2024年12月22日 5時3分
中日・高橋宏斗投手(22)が21日、名古屋市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、ほぼ倍増となる5700万円増の年俸1億2000万円で契約を更改した。
「しっかり評価していただきました。(来季は)前から言っている、“投げる試合は全て勝つ”、それを実現できるように。獲れるタイトルも全て獲れるようにやっていく」
あどけなさが残る22歳ながら、その言葉の端々には貫禄が漂う。高卒5年目での1億円超えは、95年今中慎二(高卒7年目で年俸1億4500万円)を抜いて球団最速。5年目以内での1億円到達は、球団史上4人目だ。芽生えたのはエースとしての自覚だった。
「投手陣の先陣を切って引っ張りたい。カード頭で投げるなら、相手に印象づけをして、チームに情報を伝達する。(中6日登板で)僕が投げない5日間にも、影響を与えられるようにしたいです」
今季は21試合に登板し、自身初の2桁12勝(4敗)をマークした。防御率1・38は2リーグ制以降で球団歴代トップ。両リーグでもトップで、自身初となるタイトルも獲得した。侍ジャパンの一員として出場した11月の国際大会「プレミア12」でも存在感を発揮するなど、着実に上昇曲線を描いてきた。
さらなる飛躍が期待される来季、まずは既に名乗りを上げている自身初の大役を目指す。開幕戦となる来年3月28日のDeNA戦(横浜)のマウンドを見据え、「もちろん3・28を狙って準備します。いいスタートを切れるように」。3年連続最下位からの逆襲へ、高橋宏が旗振り役を務める。(湯澤 涼)
○…来季5年目の高橋宏(中)が1億2000万円で契約を更改した。中日で5年目までに1億円を突破したのは4人目で、4年目の岩瀬仁紀(02年1億500万円)に次いで5年目の福留孝介(03年1億2200万円)、浅尾拓也(11年1億3500万円)に並ぶ2番目のスピード記録。高卒では7年目の今中慎二(95年1億4500万円)を抜く球団最速となった。
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