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阪神・岩崎 お得意様の巨人・岡本の抑え方は「1球目から得意なボールを投げること」

スポニチアネックス / 2024年12月22日 5時17分

子どもたちに混ざってキャッチボールする阪神・岩崎 (撮影・後藤 大輝)

 阪神・岩崎が21日、奈良県内で行われた「GAUCHER BASEBALLフェスティバル」にスペシャルアドバイザーとして参加。同県出身のヒーローでもある巨人・岡本和を封じ、来季のV奪回に貢献することを誓った。

 「(来年も岡本和から)ホームランを打たれないように」

 質問コーナーで「巨人・岡本和選手の抑え方」を問われた。すると「積極的なバッターなんで1球目から得意なボールを投げること」と回答。確かに、今季まで通算29打数6安打、打率・207に封じ被弾ゼロ、打点も記録されておらず、説得力十分の言葉だった。

 とはいえ、今季リーグ優勝を果たした宿敵の中軸を張るスラッガーだけに注意は怠らない。この日、野球教室などで接した奈良の野球少年、少女にも岡本和のファンは多い。マッチアップは県内でひそかに盛り上がる可能性もあり「(注目される)ならうれしいです」と力強くうなずいた。

 来季、開幕から守護神を任される左腕。チームの救援陣の防御率2・270は巨人に次いでリーグ2位だった。岡本和だけではなく、宿敵との“ブルペン対決”にも闘志を燃やす。藤川監督は中日の絶対的守護神だったマルティネスを獲得するなど強力布陣となる巨人と、自軍のブルペンについて「非常に楽しみ。うちのリリーバーたちと、ジャイアンツのリリーバーたちが、どういう結果を見せてくれるのか」と口にしている。指揮官の言葉に、岩崎も呼応した。

 「いやー、負けたくないですね、普通に」。今季もシーズン後半から背番号13が「他球団のブルペンに負けないこと」を合言葉にして一致団結しただけに「そういうのは継続して伝えていくべきこと」とうなずいた。

 「自分が一番数字を出さないと、言ってることに勢いが出ないので。姿に勢いを出すには数字で引っ張らないといけないので」

 数字と背中で虎投をけん引する。(遠藤 礼)

 〇…岩崎(神)は岡本和(巨)と34度の対戦で29打数6安打の被打率.207、0本塁打、0打点。30度以上対戦した打者で打点0は京田(D=31度)と2人だけ。打たれた6安打中5安打が走者なしの打席で、得点圏での6打席は4打数無安打、2敬遠だった。

 〇…今回のイベントは、アパレルブランド「GAUCHER」のディレクターを務めるOBの横山雄哉氏と山本翔也氏が主催した。シーズン終了後に横山氏から依頼された岩崎が「興味ある」と快諾。奈良県内の小中学生100人と対戦企画などを行った。野球教室ではなく「フェス」と位置づけ、横山氏の軽快なMCで進行。豪快なスライディングを見せるなど体を張って盛り上げた、山本氏との絶妙なコンビが子供たちを笑顔にさせた。岩崎も「楽しむことに全振りしてる感じ」と合格点を与えていた。

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