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M-1グランプリ 松本人志不在だった2015年以来起きていない波乱とは 3つの共通点も 今年は…

スポニチアネックス / 2024年12月22日 7時6分

「M-1グランプリ2024」審査員を務める(上段左から)石田明、海原ともこ、柴田英嗣、(中段左から)哲夫、博多大吉、塙宣之(下段左から)山内健司、礼二、若林正恭(C)M-1グランプリ事務局

 漫才日本一を決める「M-1グランプリ2024」が22日にテレビ朝日系で午後6時30分から生放送される。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)が審査員から外れるのは2015年以来9年ぶりで、さまざまな注目点が浮上している。

 

 審査員は2015年と同数の9人。今年は「オードリー」若林正恭、「かまいたち」山内健司、「アンタッチャブル」柴田英嗣、「笑い飯」哲夫、「NON STYLE」石田明、「中川家」礼二、「博多華丸・大吉」博多大吉、「ナイツ」塙宣之、「海原やすよ ともこ」海原ともこ。平均年齢は例年通りの7人制だった昨年より約5歳若い48・2歳。フレッシュな顔ぶれとなった。

 M-1が10回目の節目だった2010年にいったん終了。その後、5年ぶりの復活となった15年は「中川家」礼二、「ますだおかだ」増田英彦、「フットボールアワー」岩尾望、「ブラックマヨネーズ」吉田敬、「チュートリアル」徳井義実、「サンドウィッチマン」富澤たけし、「NON STYLE」石田明、「パンクブーブー」佐藤哲夫、「笑い飯」哲夫といった歴代チャンピオン9人が審査員を務めた。

 今大会と15年大会には3つの共通点がある。(1)松本不在(2)審査員が9人(3)全員が漫才師だ。

 過去19回の大会の中で松本が審査員を務めなかったのは04年と15年。また、これまでピン芸人の山田邦子や落語家の立川志らく、古くは演出家の鴻上尚史氏など漫才師ではない人物が審査員に名を連ねてきた。現役の漫才師9人が審査員を務めるのも15年以来だ。

 そんな共通点の多い15年大会には大きな“波乱”が起きた。敗者復活から視聴者投票で勝ち上がった「トレンディエンジェル」が勢いそのままに優勝を果たした。

 この大会は岩尾が「審査員の威厳がなくなるのできょうは“のんちゃん”(って呼ぶのを)やめてください」と司会の今田耕司に呼びかけたり、哲夫が「スーパーマラドーナ」に対して「ちょいちょい飲みに行く仲なんですよ。えこひいきになったらアカンということで2点は低く付けています」とボケたりと、和やかな雰囲気。その中で「トレンディエンジェル」がポップな“ハゲネタ”で頂点に輝いた。

 敗者復活者の優勝はこの時以来8年間ない。

 ちなみに過去の敗者復活からの優勝は、2007年のサンドウィッチマン、2015年のトレンディエンジェルの2組。

 今大会の敗者復活組には「カベポスター」、「オズワルド」、「インディアンス」ら決勝進出経験のある実力コンビのほかに「金魚番長」、「家族チャーハン」、「ひつじねいり」ら決勝初進出を狙う勢いある若手がひしめいている。昨年に敗者復活で勝ち上がった「シシガシラ」も1枠を争う。

 9年ぶりの“波乱”が起きるかどうかも注目だ。

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