フューリー返り討ちのヘビー級3冠王者ウシクにIBF王者が対戦要求 ウシクも乗り気「戦わせてください」
スポニチアネックス / 2024年12月22日 10時29分
◇プロボクシング WBA・WBC・WBO世界ヘビー級タイトルマッチ 3団体統一王者 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)<12回戦>WBA2位・WBC1位・WBO1位 タイソン・フューリー(英国)(2024年12月21日 サウジアラビア・リヤド)
プロボクシングのWBA・WBC・WBO世界ヘビー級タイトルマッチは21日(日本時間22日)に行われ、3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(37=ウクライナ)が挑戦者の前WBC同級王者タイソン・フューリー(36=英国)に3-0で判定勝ちした。ジャッジの採点は3者とも116-112でウシクを支持した。戦績はウシクが23戦全勝(14KO)、フューリーが34勝(24KO)2敗1分け。
ウシクがリング上で勝利者インタビューを受けていたところにIBF同級王者ダニエル・デュボア(27=英国)が乱入。マイクを奪い「ウシクよ、リベンジしたい。お前は今夜よくやったが、俺はリベンジしたい」と対戦を要求した。デュボアは同級のWBA正規王者だった23年8月、当時WBAスーパー&IBF&WBO統一王者だったウシクと団体内統一戦を行い9回TKO負け。5回にローブローを受けたダメージがあったとしてWBAに即時再戦を訴えたが、却下されていた。改めての再戦要求に対し、ウシクもその場の関係者に「自分をダニエルと戦わせてください」と応じる構えを見せた。
7カ月ぶりの再戦となった試合は自己最重量の281ポンド(約127.4キロ)で臨んだフューリーが前半に主導権を握ったものの、 6回以降はウシクが優勢。11、12回は激しい打ち合いとなったが、ウシクの左が何度もフューリーの顔面をとらえた。
5月に行われた初戦ではウシクが9回にダウンを奪い、2-1で判定勝ち。フューリーからWBCのベルトを奪取して史上初となるヘビー級4団体王座統一に成功し、クルーザー級と合わせて2階級で4団体統一を成し遂げた。フューリーとの契約には再戦条項があり、ウシクは指名試合を回避するためIBF王座を返上。6月にIBF暫定王座を獲得していたデュボアが正規王者に昇格していた。
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