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笑顔&絶叫!坂本花織 圧巻フリーで史上9人目4連覇!大混戦制すもガッツポーズではなく「悔しい気持ち」

スポニチアネックス / 2024年12月22日 19時57分

<全日本フィギュア最終日>女子フリー、優勝した坂本花織(右)は樋口新葉(同2 人目)と抱き合う(撮影・小海途 良幹)  

 ◇フィギュアスケート全日本選手権最終日(2024年12月22日 大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム)

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考会を兼ねる全日本選手権最終日が22日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われ、女子フリーで坂本花織(24=シスメックス)が149.76点をマークし、合計228.68点で4連覇を達成。世界選手権出場権を獲得した。

 冒頭から流れるようにダブルアクセルを決め、難易度の高い3回転ルッツなどを着氷。ミュージカル「シカゴ」の主人公を演じ切った。演技が終わると自然と笑顔がこぼれ、達成感をにじませた。

 キスアンドクライでは絶叫し、会場を笑わせるなど、坂本らしさも見せた。演技後は「連覇できたので今はホッとしている。ガッツポーズというより悔しい気持ちだった。宿題が出たのは、またいい挑戦ができそう」とさらなる進化を誓った。

 3位だったGPファイナルから帰国した10日に胃腸炎となり、1日ほど寝込んだという。練習再開後は滑りのスピードが落ちていることを感じ、体幹や太腿裏を重点的に鍛え、20日のSPでは本来のスピードと力強さを取り戻した。

 今季は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に向けたプレシーズンとなる坂本。今季のテーマに「CHANGE」を掲げ、フリーの構成を大きく変更。GPシリーズ第4戦のNHK杯では“表現力”の進化と“CHANGE”した新プログラムで今季世界最高得点の231.88点をマークしていた。

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