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阪神・前川“掛布指令”の「打率・280、20発」に決意新た「いい数字を言っていただきました」

スポニチアネックス / 2024年12月23日 5時17分

ファンクラブのクリスマスパーティーに出席した阪神の前川(左)と佐藤輝(撮影・大森 寛明)

 前川が“掛布指令”に呼応した。21日、取材に応じた掛布OB会長が「打率・280、20発」を厳命。その発言から一夜明け、球団主催のイベント「クリスマスパーティー」に参加した21歳は力強く決意を示した。

 「いい数字を言っていただきました。打率は、好不調をもっと少なくしたら絶対届く。ホームランはもうちょっと角度がついて大きい当たりを打てたら(スタンドに)入る」

 今季は初めて「1軍完走」を果たした。さらなるレベルアップへ向けて現在は地元・三重県まで足を運び2年連続で低酸素トレーニングにも取り組んでいる。酸素濃度の薄い環境で自転車型トレーニング器具を使用したり、体幹トレを中心に行うことで心肺機能の向上や通常時よりも効率の良い筋力アップにつながる強化を図っている。

 「打率・280、20発」の他に背番号58が設定する数字が「出塁率・350」以上だ。今季・343だった自らの数字を理解した上で大事なのはボール球を振りにいかないこと。「見逃せる球は見逃していけたら」と今季27個からのさらなる四球増を掲げた。

 今季、セ・リーグで出塁率・350以上を達成した上位10人のうち5人がベストナインを獲得。「体力をつけた上で技術も上げていきたい」。来季で高卒4年目。やるべきことは分かっている。(石崎 祥平)

 ≪佐藤輝がサンタに10割バットおねだり!?≫

 阪神・佐藤輝が前川とともに球団主催のファンクラブイベント「クリスマスパーティー 夜の部」に参加した。報道陣からサンタクロースへの「願い事は?」と問われると、「10割打てるバット」と即答。入団1年目の21年にも同じことを“リクエスト”しており今回が2度目。今季の出場数は自己最少の120試合だった。打率・268、16本塁打、70打点。挽回を期す5年目の来季へ向けて走攻守でのレベルアップに期待がかかる。

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