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高橋洋一氏 103万円の壁のカギ握る“インナー”を暴露「宮沢洋一、後藤茂之、そしてコバホーク…」

スポニチアネックス / 2024年12月23日 15時19分

東京・有楽町のニッポン放送

 元財務官僚、内閣官房参与で、経済学者、数量政策学者、嘉悦大教授の高橋洋一氏(69)が23日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)に出演。「年収103万円の壁」引き上げについて言及した。

 国民民主は、最低賃金が上昇している中で、103万円で据え置かれてきた所得税の非課税枠を、基礎控除と給与所得控除の合計で178万円まで引き上げるよう求め、「(24年度)補正予算案に賛成できないかも」などと揺さぶりをかけ、自公が譲歩。自公国3党幹事長が「178万円を目指して、来年から引き上げる」とした合意文書に署名した。

 しかし、自公が物価上昇率に沿う123万円案を提示した後、額の上積みがないことに国民民主が反発し、協議はいったん決裂。103万円の壁に関しては結局、48万円の基礎控除と55万円の給与所得控除を10万円ずつ引き上げる内容を与党だけで税制改正大綱に記載。同時に、3党幹事長が協議継続を確認し、今後も3党協議が越年して続くことになった。

 自民党の宮沢洋一税務会長は「それなりの成果を得た税制改正大綱だったと思います」と評価し「税というものは、やはり基本的に理屈の世界でありますから、しっかりとした理屈を伴ったものでなければいけない」と述べた。一方、元グラドルとの不倫で役職停止中の国民民主党の玉木雄一郎代表は「123万円ということで自民党、公明党の税制改正大綱に書き込まれました。数字が123万円と低いだけではなくて中身が全然ダメなんですよ」と指摘している。

 番組では、税制改正大綱について、ある新聞の「基幹税である所得税の改革というのは2カ月足らずの慌てて進めるものではない。じっくり腰を据えてやるべき」という趣旨の社説を紹介。これを、高橋氏は「フッフッフッ」と鼻で笑い、「党税調という自民党の中で決めないで国会で決めたらいい。じっくりと来年の通常国会、1月から3月末まである。これで決めたら文句言えないよね」と述べた。

 そして、これまで国会で議論されてこなかったことについて、「国会の場で議論されたら白日の下にさらされて困る」と言い、その理由について「(自民党のインナーの)3人くらいで決めているから。これみんな知らないけど、自民党の国会議員に聞いて“今どういう議論になってるか知ってるか?”って言っても、みんな“知らん”って言うよ。自民党の国会議員ですら知らないんだから、ましてや国民なんて知らんでしょ。だからインナーって言う。インナーなんて言葉、おかしいじゃない。自分たちでインナーって言ってるんだよ」と説明。

 そして、「正確に言うと、自民党の税制調査会は9人いるんだよ。公明党はどうでもいい、関係ないから。9人のうち3人が財務省(出身)。それがほとんど決めてる。あと1人が総務省。あと官僚が1人いるかな。あと4人くらいは普通の人がいる」とぶっちゃけ、経済アナリストの森永卓郎氏が「高橋先生が今おっしゃっているのは宮沢洋一…」と質問し始めると、「宮沢洋一、後藤茂之、そしてコバホークだよ。ちょっと前まで加藤勝信さんが入っていたんだけど、財務大臣で抜けちゃったから」とインナーについて“暴露”。そして、「コバホークはまだかばん持ちみたいなもの。宮沢、後藤で全部決めてる」と自身の見方を述べた。

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