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中大の最速149キロ左腕・深浦 日産自動車入りへ 目指すは155キロ!球速伸ばしてプロへ加速

スポニチアネックス / 2024年12月24日 5時2分

活動再開する日産自動車での活躍を誓った中大・深浦(撮影・村井 樹)

 東都大学野球1部(秋季リーグ戦)の各校4年生の進路が出そろった。中大の最速149キロ左腕・深浦幹也投手(4年)は、来年1月に16年ぶりに活動を再開する日産自動車へ進む。リーグ戦での登板はわずか1試合も、潜在能力は高くスカウトも注目していた逸材。2年後のプロ入りを目指し1年目から旋風を巻き起こす。

 わずか13球で魅了した。今春、4月17日の国学院大戦で9回に4番手として神宮のマウンドに立ち、ようやくリーグ戦デビューを果たした深浦。トミー・ジョン手術を受けた左肘のケガから完全復活を印象付けるように、思いきり腕を振った。球速は自己最速に並ぶ149キロを計測。ネット裏に集まったスカウトも一斉にスピードガンを取り出し、その投球を目に焼き付けた。

 しかし、課題の制球難に悩まされリーグ戦での登板はこの1試合のみ。活動を再開する日産自動車で才能を開花させるため「最速は155キロまで伸ばして1年目からフル回転したい」と新たなステージでの躍動を誓う。

 仲間であり、ライバルでもある存在も大きい。福岡大大濠時代に背番号「1」を争った山下は高卒でオリックスへ、法大・山城も日本ハムからドラフト6位指名を受けた。その実力は認めているからこそ「心からうれしかった」と喜んだが、「いつかは同じ舞台に立つつもりでいる」と自らもプロ入りへの思いを強くした。

 社会人での目標はドラフト解禁となる2年目での指名。「チームを都市対抗へ導き、エースと呼ばれる存在になりたい」。将来性豊かな左腕が、休部前には都市対抗で2度の優勝を誇る名門野球部に新たな歴史をもたらす。(村井 樹)

 ◇深浦 幹也(ふかうら・みきや)2002年(平14)5月28日生まれ、福岡県小郡市出身の22歳。小1でから野球を始め、大原中時代はU15日本代表入り。福岡大大濠では1年夏からベンチ入り。中大では4年春に1試合のみ登板した。憧れの選手は同級生のオリックス・山下。1メートル76、84キロ。左投げ左打ち。

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