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拓大の五島雅治が藤島部屋入門「尊敬される力士になりたい」幕下付け出しで来年春場所デビューへ

スポニチアネックス / 2024年12月24日 7時32分

18日、藤島部屋入門会見に出席した(左から)藤島親方、五島雅治、鈴木昭一学長、舛田守監督(拓殖大学提供)

 大相撲の藤島部屋に入門が決まった五島雅治(拓大4年)と拓大相撲部の舛田守監督が、23日までにそれぞれコメントを寄せた。

 五島は今季4つのタイトルを獲得し、全日本選手権3位などの実績により幕下最下位格付け出しの資格を有している。以前から卒業後の角界入りを明言しており注目されていた進路は、元大関・武双山が師匠を務める藤島部屋に決定。今月18日には東京都文京区の拓殖大学文京キャンパスで入門会見に臨んだ。

 多くの部屋からスカウトを受けた角界大注目の逸材。10月に佐賀県で行われた国民スポーツ大会や九州場所前の11月上旬に東京・両国国技館で行われた全国学生選手権にも駆けつけた藤島親方(元大関・武双山)の熱心な勧誘にひかれ「一番自分に目をかけてくれた」と入門を決意した。来年2月頃から藤島部屋での生活をスタートさせ、春場所で幕下最下位格付け出しで初土俵を踏む予定。「お世話になった方々に恩返しするために頑張りたい。みんなから尊敬されるような力士になりたい」と意気込みを語った。

 身長1メートル78、体重175キロで突き押し得意の五島は「自分の目標とする相撲」と、現役時代に同じく突き押しを得意とした師匠に憧れている。舛田監督は「師匠のような力強くて迫力ある押し相撲をやってほしい」と期待を込めた。そして、プロの厳しい世界へ進む教え子に対し「自分で目標を作って自分に厳しくできる人間だからやれると思う。5場所ぐらいで関取に上がればいいのでは」とエールを送った。

 拓大出身の力士は現在、幕下・朝白龍(25=高砂部屋)、藤闘志(26=藤島部屋)、三段目・鳩岡(30=木瀬部屋)、和歌桜(29=春日野部屋)の4人。関取は元十両・高立(2021年夏場所引退)、幕内は元関脇・栃乃洋(現・竹縄親方)を最後に誕生しておらず、舛田監督は「みんなで切磋琢磨して上がってくれれば」と出世を願った。

 ここ数年の学生相撲界のレベルは高く、五島の2学年上の大関・大の里(24=二所ノ関部屋)や3学年上の幕内・尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)ら実績のある学生出身力士はスピード出世を果たしている。高卒で先にプロ入りした幕内・熱海富士(22=伊勢ケ浜部屋)と同学年にあたる大卒の逸材が、大きな期待を受けて大相撲の世界に挑戦していく。

 ◇五島 雅治(ごしま・まさはる)2003年(平15)2月27日生まれ、愛知県春日井市出身の21歳。中京クラブで小4から相撲を始め、中2の途中から和歌山・有田市立箕島中(現・有和中)に相撲留学。箕島高1年時に全国高校選抜十和田大会8強。3年時に全国高校選手権(元日相撲)8強。拓大1年時に東日本学生体重別無差別級3位、全国学生体重別無差別級準優勝、東日本学生新人戦準優勝。2年時に東日本学生体重別無差別級準優勝、全国大学実業団対抗和歌山大会準優勝、全日本選手権8強。3年時に全日本大学選抜宇和島大会3位、全日本体重別シニア重量級(115キロ以上)準優勝、東日本学生選手権3位、全日本大学選抜金沢大会3位、世界選手権団体戦優勝(大将で出場)、国体8強、全日本選手権8強。4年時に全国大学選抜宇佐大会優勝、全国選抜大学社会人対抗九州大会準優勝、全国大学実業団対抗和歌山大会優勝、東日本学生選手権優勝、全日本大学選抜金沢大会優勝、全国大学選抜十和田大会3位、国スポ8強、全国学生選手権3位、全日本選手権3位。今年度の学生ランキング1位。身長1メートル78、体重175キロ。

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