30球団で最も欲求不満が大きいのはエンゼルスファン「寄せ集め補強でまた失敗の悪循環」ESPNも辛らつ
スポニチアネックス / 2024年12月24日 9時57分
スポーツ専門局「ESPN」電子版が23日、30球団で最も大きな欲求不満を抱えるファン層はエンゼルスファンだと報じている。
野球ファンは不満を訴えることが多い。球団ごとに給与格差が著しいし、お金を使おうとしないケチなオーナーも少なくない。チームを改善するために必要な動きができないフロントオフィスも存在する。そこでESPNは不満を抱くファンのいらいら指数を基に、過去のチームの動向、2024年のパフォーマンス、そして現時点でのオフシーズンの動きを考慮してワースト10球団のランキングを作成した。
栄えある(?)1位に選ばれたのはエンゼルスファン。2002年から2009年までの8年間は模範的な球団で、6回のプレーオフ進出を果たし、その後も勝率の高いシーズンを重ね、2014年には98勝を記録した。しかし、それ以降はアーティ・モレノ・オーナーやフロントオフィスにチームづくりの一貫した計画がなく、マイク・トラウトと大谷翔平の時代を無駄にした。モレノ・オーナーの介入が失敗の主要な原因となっているが、エンゼルスは現在、9シーズン連続で負け越し中、2024年には球団記録となる99敗を喫した。
このオフ、エンゼルスはいくつかの動きを見せた。35歳のカイル・ヘンドリックス投手と36歳のトラビス・ダーノー捕手と契約し、33歳のDHホルヘ・ソレアをトレードで獲得した。目玉は、34歳の左腕・菊池雄星を獲得したことだ。とはいえ、菊池はベースボールリファレンスのWARで「2」以上のシーズンを達成したことは6シーズンで一度もない。ソレアをフルタイムの指名打者(DH)として起用することで、トラウトは毎試合外野を守る必要が出てきたが、33歳のトラウトはDHとしての出場時間を増やした方が良い状況にある。はっきり言ってしまうと、これまでの失敗の歴史を繰り返すような寄せ集めの選手獲得だ。
これはドジャースの成功とは好対照。ロサンゼルスという広大なファン層を抱える市場でプレーするメリットを生かせば、エンゼルスも同じように成功できるはずだ。実際、エンゼルスは2003年から2019年まで毎年300万人以上の観客を動員していた。2012年にグッゲンハイムグループが球団を買収する以前のドジャースは混乱状態だった。その後、両球団の道は正反対の方向に分かれていった。
現在、エンゼルスはMLBで最も長くプレーオフから遠ざかっている球団。その一方で、ドジャースは12年連続でポストシーズンに進出した。エンゼルスのファンは、今や町の反対側でプレーする大谷を見なければならない。まさに最もフラストレーションを抱えるファン層だと言える。ちなみに2位はマリナーズ、3位はホワイトソックス、4位はツインズ、5位はブルージェイズとなっている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ヤンキース大谷翔平」あった! エンゼルス〝幻のGM〟が「大谷はトレードされるべきだった」
東スポWEB / 2024年12月20日 17時22分
-
エンゼルスのトラウトに今度はドジャース移籍説 米メディア「活躍する若手2人放出できたら」
東スポWEB / 2024年12月16日 17時15分
-
菊池雄星「エンゼルスと3年97億円契約」にまさかの落とし穴…識者が指摘するアストロズとの“雲泥の差”
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月28日 9時26分
-
エンゼルス、菊池雄星と3年95億円で契約合意 正式発表…大谷に次いで日本選手6人目
Full-Count / 2024年11月28日 6時5分
-
菊池雄星のエンゼルス入りを地元メディアが大歓迎「新鮮な空気を吸った気分」と開幕投手に指名
東スポWEB / 2024年11月26日 12時39分
ランキング
-
1新庄監督が銀座で見せた“超サプライズ” 他球団選手に…まさかのプレゼントが「男前すぎる」
Full-Count / 2024年12月24日 16時57分
-
2巨人に届いた「クリスマスプレゼント」 田中将大、正式合意に歓喜の声「プラス」「待ってた」
Full-Count / 2024年12月24日 20時2分
-
3揺れたMVPの去就が決着「全サポが泣いた」 ライバル流出を回避…32歳決断を「信じてた!」
FOOTBALL ZONE / 2024年12月24日 15時39分
-
4有馬14着馬の走りが「つらくて見れない」 無抵抗敗戦も尽きぬ騎手への称賛「馬ファーストを実感」
THE ANSWER / 2024年12月24日 21時3分
-
5【巨人】田中将大の獲得を正式発表 日米通算197勝 少年野球でバッテリー坂本勇人とチームメートに
スポーツ報知 / 2024年12月24日 19時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください