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イチロー氏と松井秀喜氏“不仲説”に言及「色々とすれ違ってる」「近いようで確かにね」高校時代の思い出も

スポニチアネックス / 2024年12月24日 11時3分

イチロー氏(AP)

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が23日放送のMBS/TBS系のドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演。巨人、ヤンキースなどでプレーした松井秀喜氏(50)との不仲説に言及した。

 イチロー氏率いる「KOBE CHIBEN」と「高校野球女子選抜」のエキシビションマッチが今年9月に行われ、イチロー氏は自身のチームに松井氏を誘い、約10年ぶりの再会を果たした。

 番組では会食の席に姿を見せた松井氏にイチロー氏が「いぇ~い!ヒデキマツーイ」とハイテンションで声をかける様子を放送。イチロー氏は「久しぶり。10年ぐらいでしょ?“松井”ってのもなんかしっくりこない。で、“ヒデキマツーイ”で呼び迎えました」ととびっきりの笑みで迎えた。

 2人はイチロー氏が1学年上ながら、中学時代からお互いの存在を認識。中学時代は互いに勝てば次の試合で対戦というところでイチロー氏のチームが負け、直接対決は叶わなかった。

 その後、イチロー氏が愛工大名電に、松井氏が星稜にそれぞれ進学。イチロー氏は「星稜と交流試合やってたから。僕らが行ったり、星稜が来たり」と高校時代に交流があったと振り返り「うちの寮でね、(松井氏が)2年生の夏の前、一緒にシャワー入ってるんですよ」と一緒に風呂に入った思い出を回想。「僕は3年生で練習しないから、一番風呂ですよ。その前に(松井氏が)入ってた。“おい!”って」と2年生ながら堂々と一番風呂に入っていた松井氏の豪快エピソードを明かし周囲を和ませた。

 ともに高卒でプロ入りもイチロー氏はパ・リーグの地方球団でヒットを重ねる職人タイプの打者。一方で松井氏はセ・リーグの名門球団で4番打者を務め、対照的な存在に。本人たちの意図しないところで比較され、ライバルのようにはやし立てられた。

 さらに、2001年にイチロー氏がメジャー移籍。後を追うように松井氏も2年後に海を渡りヤンキースに入団。松井氏が不参加のWBCでイチロー氏は連覇を達成。一方、イチロー氏が届かなかったワールドシリーズで松井氏はMVPに輝いた。ただ、一度も同じユニホームでプレーしたことはなく、いつしか“不仲説”も生まれるようになった。

 松井氏が「いろいろとすれ違ってるんですよ。引っ付いたりすれ違ったり…」とたまたまタイミングが合わなかっただけと振り返れば、イチロー氏も「そうね、近いようで確かにね」と明るく当時を懐かしみ、“不仲説”を一蹴した。

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