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谷口キヨコ、思いきって本音吐き出してます 喪失の予感から来る未来への不安…やはりお手本が欲しい

スポニチアネックス / 2024年12月24日 14時3分

これが2024自分へのご褒美のクリスマスプレゼント。中はトルコ石の付いたブレスレットです。「一年間よくがんばったね、キヨピー」と自分を誉める(笑)

 【谷口キヨコのごきげん!? SOLOライフ】前回のコラムで自分の現状を「少ししんどくて、少し不安だ」と告白した。自分の気持ちの中でネガティブな部分を表現するのが苦手なので、こう書くことは実は自分にとってだいぶ思い切ったことなのです。

 でも、せっかく与えられたこのスペース。ここでこそ本音を書こうと勝手に決めている(すみません 笑い)

 でもね、そんな私も毎日小さな幸せを積み重ねながら生きている。「母が亡くなって…猫が死んで…仕事がなくなって…」なんて書いたけど、つまり、今のところは母もいるし、猫もいるし、大好きな仕事もしてる。おばあちゃんはこういうことをいちいち「ありがたい」と言ってたんだなぁ、と今となっては分かる。

 要するに、積み重ねてきた自分なりの小さな小さな幸せが一つずつ、少しずつなくなることへの恐怖が私の最大の不安なんだなぁ。それをどう受け止めて、その後どうするのか…。想像もつかないし、考えなんか及ばない。そんなときどう考えたらよいか、どう対処したらその後も元気に暮らせるのか。こう思うとやはり、私はお手本が欲しい。

 楽しいことはもちろん、それまでは大変だ、と思っていた暮らすための雑事みたいなものもなくしていく喪失の予感が、私を不安にさせる。今がつらくてしんどくて生きづらくて、どうしようもない、ということではない。でもこの自分なりの小さな小さな幸せがなくなっていくことは、これまで必死につくりあげてきた自分がなくなっていくような…。

 でも、それはもしかしたら生きていくうちにまとってきた飾りなのかもしれない。いろいろなものを失ってどんどん『自分』に『自分自身』になっていく、むきだしの、裸の自分になっていくということかな。

 もしかしたら、老いていくというのはそういうことかもしれない。だから私は飾りも何もないむきだしの自分になることが怖いのかもしれない。その人が本当にその人になるというか…飾りなし、その人の魂だけで勝負するというか…。うわぁ、やっぱりそんな覚悟、今の私にはまだない。

 でも、いつまでも飾りをいっぱい身に付けている人よりも、堂々とむきだしの自分でいられる人の方がカッコいいとも思う。ただ、そうなるにはどうしたらいいか分からない。むきだしになることを恐れずに、強くカッコよく生きてる人をお手本にしたい。

(まだ続く)

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