「THE ALFEE」 103回目の武道館公演 恒例クリスマス公演でクラプトン超え歴代3位

通算103回目のメモリアルステージを行ったTHE　ALFEE（撮影・上飯　坂一）

　THE　ALFEEが24日、東京・日本武道館で恒例のクリスマス公演を行った。

　1983年8月24日に初めて行った同所公演は、今回が通算103回目。エリック・クラプトン（102回）を抜き歴代3位の公演数となった。矢沢永吉（75）＝157回＝、松田聖子（62）＝129回＝に続く記録で、坂崎幸之助（70）は「これからもアルフィーと日本武道館の歴史はつくっていく」と、ファンに向けて誓った。バンドとしては自身が持つ最多公演数を更新した。

　約1万人が詰めかけたクリスマスイブのステージ。サンタクロースの帽子をかぶったファンも多く、坂崎は「皆さんの大切な夜をいただきました」と笑顔を見せた。「動き回る50年目のTHE　ALFEEを堪能してください！」と叫ぶと、3人はステージを縦横無尽に駆け回った。トークコーナーでは桜井賢（69）と高見沢俊彦（70）が追いかけっこをするほど元気な姿を見せた。約3時間のステージで代表曲「星空のディスタンス」など全20曲を披露した。

　半世紀以上、活動してきた3人は大みそかには41年ぶりとなる「第75回NHK紅白歌合戦」に出演する。そんな3人が目指すのは「ライブ本数3000本」の大台で、この日の公演を終えて2944本。例年、春と秋に50本近いツアーを行っているため、ここ2年での達成が期待される。坂崎は「日本人全員がアルフィーを見るまでやめられないね」とまだまだステージに立ち続ける。（高原　俊太）