巨人ドラ1・石塚 憧れの田中将大に弟子入り志願「どういうメンタリティーで…」
スポニチアネックス / 2024年12月25日 5時33分
巨人ドラフト1位指名の花咲徳栄・石塚裕惺内野手(18)が24日、同校のある埼玉県加須市の市役所を表敬訪問した。元楽天の田中将の巨人入りが発表され「メジャーリーグ、侍ジャパンといろいろなところで活躍された凄いお方。自分が1軍に上がれたらお話をしてみたい」と目を輝かせた。
少年時代に憧れた存在と同じユニホームに袖を通す。投手だった小学生時代は田中将モデルのグラブを使用。楽天、ヤンキース時代も活躍はテレビを通して目に焼き付けた。「どういうメンタリティーで試合に入っているかとか聞いてみたい」。日米通算197勝の右腕から、プロでの金言を授かることを今から心待ちにした。
「かぞ」の名も全国に広める決意だ。千葉県八千代市出身で高校入学までは「加須とかいて“かす”と読むと思ってました」と苦笑い。だが高校3年間を過ごした地を今では「第二の故郷」と呼ぶ。角田守良市長へも「(読み方を)間違ってる人がいたらピシッと言ってやりたいです」と言いきった。鯉のぼりの産地でも有名な加須市。毎年12月に行われる「こいのぼりマラソン大会」にも昨年参加した。「八千代市も鯉のぼりを揚げる文化があったので、つながるところもあるなと」と振り返った。
花咲徳栄もオリックス・若月や中日・清水ら多くの先輩が活躍する名門だが「“とくはる”でなく、“とくえい”と言われることも多い」と石塚。「どちらも間違われないように、もっと自分が活躍したい」とプロで輝き、加須市と母校の名前をとどろかせるつもりだ。(村井 樹)
◇石塚 裕惺(いしづか・ゆうせい)2006年(平18)4月6日生まれ、千葉県八千代市出身の18歳。幼稚園年長から野球を始め、村上東小ではロッテジュニアに選出され、村上東中では佐倉シニアに所属。花咲徳栄では1年秋から三塁の定位置を奪い、2年春から正遊撃手。1メートル81、82キロ。右投げ右打ち。
▽加須市 埼玉県の利根地域に位置する市で群馬、茨城、栃木の3県に隣接。総人口は11万2057人(12月1日時点)。毎年5月3日の市民平和祭で遊泳させる鯉のぼりは、世界最大の全長100メートルを誇るなど「鯉のぼりの町」としても知られる。主な出身著名人は、お笑い芸人のカズレーザーやプロゴルファーの中島啓太ら。
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