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田中将大「大きく育ててもらった」古巣・楽天へ感謝の思い「変わらず応援していただきたい」

スポニチアネックス / 2024年12月25日 14時2分

<田中将大巨人入団会見>会見で意気込みを話す田中将(中央、右は阿部監督、左は吉村編成本部長)(撮影・沢田 明徳)

 楽天から自由契約となり、巨人と契約合意した田中将大投手(36)が25日、都内で入団会見を行い、古巣への思いを語った。

 背番号が「11」に決まった田中は200勝まであと3勝と迫る中、「残り3勝だと言うところをフォーカスされますけど、3勝で終わる気はありませんし、一つでも多く貢献したい。まだまだ自分自身はできるということを証明したい」と意気込んだ。

 また、古巣ファンへの言葉を求められると「イーグルスで11年プレーをして、たくさんのファンの方々に支えていただきましたし、こういう形でチームを去ることになりましたけど、感謝の気持ちは変わりませんし、大きく育ててもらいました」と感謝。

 続けて「イーグルスの田中将大ではなくなりましたけど、これからも田中将大のことを変わらず応援していただきたいなと思いますし、これからのプレーする姿を東北のイーグルスファンの皆さんに届けられるように頑張らないといけないと思います」と誓った。

 21年にヤンキースから楽天に復帰し、復帰後4年間で20勝。右肘手術明けの今季は1試合の登板で0勝に終わった。日米通算200勝まであと3勝に迫る中、楽天に年俸2億6000万円から減額制限(1億円超は40%)を大幅に超える減俸を提示され、退団を決意。自由契約を選択した。

 巨人は今季15勝を挙げ最多勝のタイトル、3度目のMVPを獲得した菅野が海外FA権を行使しオリオールズに移籍。先発陣は補強ポイントになっていた。

 

 ◇田中 将大(たなか・まさひろ)1988年(昭63)11月1日生まれ、兵庫県出身の36歳。駒大苫小牧では2年時に夏の甲子園優勝、3年夏は準V。06年高校生ドラフト1巡目で楽天入団。13年はプロ野球新の開幕24連勝を記録し、球団初の日本一に貢献。同年オフにポスティングシステムでヤンキース移籍。メジャー日本投手では野茂、ダルビッシュ、黒田に次ぐ78勝。21年に楽天復帰。主なタイトルは沢村賞、最高勝率、最優秀防御率、最多勝(11、13年)、最多奪三振(12年)。08年北京五輪、21年東京五輪、09、13年WBC日本代表。1メートル88、97キロ。右投げ右打ち。

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