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「出てくると何かが起きる」話題の倉科カナ語る「悪女が子供のころから好きだった」その理由とは…

スポニチアネックス / 2024年12月26日 7時16分

倉科カナ

 【インタビュー】ドラマ、映画に引っ張りだこの女優倉科カナ(36)。12月5日配信開始の動画配信サービス「Lemino」オリジナルドラマ「情事と事情」では、欲望渦巻く世界を生きる主人公とその双子の妹を1人2役で挑む。凄みのある悪女役にも定評があり「登場すると劇中で何かが起きる」と視聴者をワクワクさせてストーリーをもり上げている。そんな演技派の背景に迫った。(鈴木 美香)

 キュートなルックスとはギャップのある悪女のド迫力演技で視聴者を釘付けにしている倉科。「“出てくると何かが起きる”と言っていただけるのは、本当にありがたいです。私自身も作品に臨む時にカギになる役どころに惹かれるので、そういった思いを続けていった結果なのかなと思います。最近では私が出ると犯人と思う人がいるので、“本当は違う犯人がいました”というバリエーションも増えました(笑い)。“あやしい、あやしい詐欺”はします」と楽しんで演じている。

 ビジュアルはどこから見ても清純派。それでも「もともと小さいころから悪役が好きでした。“メモ帳集め”がはやったんですけど、みんながプリンセスのメモ帳を集めたりしている中で、私はヴィラン側(悪者たち)のメモ帳ばかりを集めていました。そのころから“素養”があったのかもしれないですね」と笑う。「悪役は悪そうな外見で、その通りに悪くて、わかりやすいから、近づく方が悪いんじゃない?と思っていました。プリンセスは“けがれがないです”という感じですけど、そういうのが怖かった。しっかりと欲望がある悪役には人間らしさを感じていました。大人になって、女優をやらせていただいて、悪女を演じる時には心情的に分かる部分もあります」。そんな倉科だからこそ、凄みのある悪女が生まれる。

 今作で演じる主人公・愛里紗は、価値基準が「美しいか否か」というクセのあるセレブ妻。1人2役で演じる双子の妹・英里華は、双子の姉・愛里紗の夫と関係を持つという闇を持つ女性。大人たちの情事と事情が複雑に絡み合った恋愛群像劇へ、倉科の演技で誘っていく。

 「近年まれに見るような、欲望が渦巻いたドロッとした作品です。いろいろな恋愛事情があるので、どの方にとっても共感しやすいでしょうし、突っ込みどころも結構あると思います。相関図を書いてみるとぐちゃぐちゃになります(笑い)。いろいろな楽しみ方をしていただけたら」と笑顔。どんな表情、どんな演技を見せてくれるのか、楽しみは尽きない。

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