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【高校バスケ】渡辺伶音が「ダブルダブル」で福岡大大濠を快勝に導く「相手の留学生を絶対に…」

スポニチアネックス / 2024年12月26日 6時2分

<全国高校選手権 日本航空・福岡大大濠>第4Q、シュートを放つ福岡大大濠・渡辺(左)(撮影・尾崎 有希)

 ◇全国高校バスケットボール選手権  男子2回戦 福岡大大濠88ー64日本航空(2024年12月25日 東京体育館)

 男子2回戦が行われ、昨年準Vで3年ぶりの優勝を狙う福岡大大濠は日本航空(山梨)に88―64で快勝した。日本代表経験のある身長2メートル6の渡辺伶音(3年)が16得点、10リバウンドの活躍だった。

 今大会唯一の日本代表経験者の渡辺が、与えられた役割を遂行した。1回戦で28得点した身長2メートル0のナイジェリア人留学生とのマッチアップ。身長2メートル6、足のサイズ36センチの体をゴール下で激しくぶつけ合った。18得点に抑え「相手の留学生を絶対に止めてやろうという気持ちだった。しっかり守ることができた」と汗を拭った。

 自身は3点シュートやファウルを受けながら得点するバスケットカウントなどで16得点をマークした。10リバウンドで“ダブルダブル”を達成した。

 パリ五輪前の5月に日本代表の若手主体の合宿に参加。ホーバス監督から直接「(28年の)ロス五輪は狙える」との言葉をもらった。11月にアジア杯予選2試合を戦った日本代表にも選出され、グアム戦ではベンチ入り。出場機会はなかったが、約2週間の合宿で貴重な経験を積んだ。

 今大会で渡辺は瀬川琉久(東山)、十返(とがえり)翔里(八王子学園八王子)とともに“ビッグ3”と称される。昨年は決勝で福岡第一に敗れており「去年は本当に悔しい思いをした。あれから日本一だけを見てやってきた」と優勝を誓った。田臥、八村ら偉大な先人たちに続き、ウインターカップ優勝を世界への通過点にする。

 ◇渡辺 伶音(わたなべ・れおん)2006年(平18)4月2日生まれ、千葉県出身の18歳。日本人の母、オーストラリア人の父を持つ。小学2年でバスケをはじめ、柏市立土中時代は千葉Jの下部組織に所属。福岡大大濠では23年全国選手権で準Vに貢献。24年1月に特別指定選手としてB2福岡に加入し、1月21日のA千葉戦でBリーグデビューした。U―18日本代表として今夏のU―18アジア杯で8強入り。2メートル6、97キロ。

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