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上沢直之 ソフトバンク入団会見 「簡単な決断ではなかった…凄く時間をかけて悩んだ」

スポニチアネックス / 2024年12月26日 15時1分

<ソフトバンク上沢入団会見>入団会見でポーズを決める上沢(撮影・岡田 丈靖)

 レッドソックス傘下3Aウースターからフリーエージェント(FA)となり、ソフトバンクへの加入が決まった上沢直之投手(30)が26日、福岡市内で入団会見を行った。

 この日三笠杉彦GM同席のもと行われた会見で、上沢は黒いスーツにチームカラーの黄色のネクタイを付けて登壇し、「こうしてホークスに入団させていただくことになりまして本当にうれしく思います」と第一声。

 「今回の決断は簡単な決断ではなかったので凄く時間をかけて悩みましたけど、自分で決断した道なので。この決断がよりよかったものと言えるようにしっかりプレーであったり結果で見せていきたい」と語った。

 また9月に痛めた右肘については「経緯としては試合に痛めてしまって。そこから基本的にはノースローで過ごしていたんですけど。今はキャッチボールも長い距離だったり、強く投げられる。そこに関しては自分では問題ないと思っている」と現状を説明。「1月に入ったらしっかり強い距離でピッチング、投げられる」と来季の投球に支障はないと明かしていた。

 上沢は今季日本ハムからポスティングシステムを利用して米球界に挑戦したが、右肘痛なども影響してわずか1年で帰国。海外FA権取得前にポスティングシステムを容認してくれた古巣へ戻るべきという意見が多数を占めたが、最終的には同リーグのソフトバンクへ移籍。帰国後に日本ハムの球団施設を練習で利用していただけに、「不義理」という声も上がっていた。

 ソフトバンクは11月28日に上沢と代理人を福岡に招いて極秘交渉を行い、4年総額10億円規模の好条件を提示した。福岡の環境を確認することができた上沢は家族と相談し、ソフトバンク入りを決断した。

 今オフ、石川、甲斐とセンターラインの主力が相次いでFA移籍。投手力、特に先発が補強ポイントだった。NPB通算70勝を挙げている上沢には、日本ハム時代の同僚だった有原とともに先発ローテーションの一角として大きな期待が寄せられている。

 ◇上沢 直之(うわさわ・なおゆき)1994年(平6)2月6日生まれ、千葉県出身の30歳。専大松戸から11年ドラフト6位で日本ハム入団。14年4月2日ソフトバンク戦でプロ初登板初先発初勝利。18、21、23年に球宴出場。昨年オフにポスティングシステムを使ってマイナー契約でレイズ移籍。開幕直前にレッドソックスにトレードされ、現地5月2日のジャイアンツ戦でメジャー初登板。1メートル87、88キロ、右投げ右打ち。

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