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【甲斐拓也と一問一答(1)】小学時代にあこがれた阿部監督「捕手道具つけて試合に出ている姿はかっこいい」

スポニチアネックス / 2024年12月26日 15時3分

<甲斐巨人入団会見>阿部監督(右)と握手を交わす甲斐(撮影・光山 貴大)

 ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した甲斐拓也捕手(32)が26日、都内で入団会見を行った。阿部慎之助監督(45)が現役時代に背負った背番号10を託される新天地での決意を語った。契約額は5年15億円(金額は推定)。

 報道陣約50人、テレビカメラ7台が並んだ会見には、吉村禎章編成本部長、阿部慎之助監督も同席した。会見のやり取りは以下の通り。

 吉村編成本部長「読売巨人軍は甲斐拓也選手と来季の契約を正式に結ばせてもらったことを、この場を借りて報告させてもらいます。甲斐君に対しては、阿部監督がやはり捕手出身ということもあって、捕手目線から見た甲斐君の素晴らしさ…私も国際大会で甲斐選手とともに戦いましたけれど、世界を相手にしても、そのどっしりとした存在感、周りを見る冷静さ、いろんなところを見させてもらって、やはり監督が目線で見た甲斐選手の良というのが、本当に私たちも同じように見えました。よって獲得に至ったということを報告させてもらいます。以上です」

 甲斐「今回、読売巨人軍に入団致します甲斐拓也です。今回、移籍に際し、とても熱いお言葉を阿部監督の方から頂き、阿部監督を胴上げするためにまた気持ちを新たに一生懸命頑張っていきますので、よろしくお願いします」

 阿部監督「連日皆さんご苦労様です。今日は今年最後のビッグニュースになると思います。これ以降は多分ないと思っておいてください。今日こうして入団会見に出席できて、甲斐君も巨人に来ていただけるということで、とても興奮していますし、うれしく思っています。たくさん甲斐選手にいろんなこと聞いてあげてください。どうぞよろしくお願いします」

 ――甲斐選手。今の率直なお気持ちを。

 「そうですね、本当に光栄なことだと思いますし、気持ちを新たにもう一度野球選手として、ここからスタートすると、そういった気持ちでいます」

 ――ネクタイの色は。

 「はい。この日に合わせて付けてきました」

 ――ご自身で考えて。

 「いえ、これは後輩からプレゼントしていただいて。今日付けてきました」

 ――吉村編成本部長へ。甲斐獲得の経緯は?

 「背番号まだ発表してなかったんですけど。背番号は阿部監督が現役時代につけてた10番を継承してもらうということですので。それだけの最大限の評価と、あとはもう本当に最大限の評価以上に期待ですね。それを持って彼を迎えられたことはすごくうれしいです」

 ――阿部監督へ。巨人を選んでくれたことに対して。

 「率直に来ていただけて本当にフロントの皆さんもそうですし、僕自身もうれしい気持ちとほっとした気持ちがありましたね」

 ――阿部監督へ。キャッチャー目線での評価は?

 「日本を代表するキャッチャーですし、うちにもキャッチャーいますけども、その中でもまた競争して、切磋琢磨して、そうすることによってチーム力が上がると思っています。そういう意味でもね、すごくいい刺激になることだと思っています」

 ――入団の決め手は?

 甲斐「阿部監督ですね。もうそれが間違いなく自分の中でも決める決断の1つかなというふうに思っています」

 ――交渉の際に印象に残った言葉は?

 甲斐「やっぱりグラウンド上ではキャッチャーというのは監督なんだと。それはもう阿部監督も現役の時から原さんにもそういうふうに言われて、阿部監督自身もそう思ってると。そういった役割があり、そういった司令塔としてプレーしてもらいたいと。また背番号10番もそういった思いを受け継いでほしいと。そういった言葉を直接いただいてですね。やっぱり僕からしたら、それは物凄くうれしい言葉でもあり、実際重くのしかかる言葉でもあるなと思いました」

――現役時代の阿部監督の印象は?

 甲斐「対戦もさせてもらってるんですけど、僕は小学生の頃から見ている方ですし。小学校高学年くらいですかね。その時期に阿部監督が試合に出てて、そういった姿を見てて、キャッチャー道具つけて試合に出ている姿はかっこいいなって、小学生のときに僕が思ったのが最初。大分出身なんですけど、僕が小さい時っていうのはやっぱりジャイアンツ戦がテレビに映っていたんで、そういった姿を見て、そういった方から直接話をいただけるのはとてもうれしいことだな、と。またプロ野球の世界で対戦もさせていただきましたけど、どうしてもホームラン打たれた印象、キャッチャーとしても存在感というところを物凄く感じたのを覚えています」

 ――甲斐の言葉聞いて。

 阿部監督「小学校の時に見てくれてたって、年取ったなって思いました」

 ――背番号10を託した思い。

 阿部監督「僕の思い入れのある背番号でしたし、来ていただけるんだったら甲斐君しかいないなって思っていた。実現して本当にうれしく思います」

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