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中山忍、亡き姉・中山美穂さんと「姉妹で最初で最後のドラマ共演」に 姉の代役として出演「心を尽くす」

スポニチアネックス / 2024年12月26日 16時20分

中山忍

 来年1月期のフジテレビ系ドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」公式は26日、今月6日に都内の自宅の浴室で不慮の事故のため亡くなった歌手の中山美穂さん(享年54)の代役として、妹で女優の中山忍(51)が出演すると発表した。美穂さんと忍がドラマで“共演”するのは初めて。忍は「心を尽して演じます」と意気込みを語った。

 香取慎吾が主演の同ドラマでは、中山さんと香取が1995年の同局月9ドラマ「For You」以来20年ぶりの共演が決まっていた。中山さん出演シーンは既に収録済もで、1月9日放送の第1話、同23日放送の第3話に中山さん出演シーンが放送される予定。

 この日、ドラマ公式は『日本一の最低男※私の家族はニセモノだった』に、中山忍さんのご出演が決定しました。第5話(2月6日放送)にご出演予定だった中山美穂さん演じる園田美奈子(そのだ・みなこ)役の設定を引き継ぎ、鮫島ふみ(さめじま・ふみ)役としてご出演いただきます」と発表した。

 忍は番組を通じ、鮫島ふみ(さめじま・ふみ)役について「姉の不在の存在感の大きさに、現実のこととはとても思えず、ポカンとしてしまう日々を過ごしておりました。ふと、姉が撮影中だったドラマはどうなったんだろう…と、思いを馳せたとき、別れ際にはいつも“あとは忍、よろしくね”と軽やかに去っていった姉の笑顔が心に広がり、シンと冷えた心の奥に沸々と熱いものが湧き上がってくるのを感じました」と、姉との思い出を回顧。

 そして「“演じたい”と口にすべきか悩みましたが、最後くらい素直にならなくては後悔すると思い直し、ご相談させていただきました。姉の演じた役を引き継ぐ形で作品に携わることができますことをとても嬉しく思っております」と感謝。そして「香取さんと久しぶりに共演させていただけることも楽しみのひとつです」といい、「姉が残してくれた、このご縁を大切に、姉妹での最初で最後のドラマ共演、心を尽して演じます。機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます」と意気込みを語った。

 中山美穂さんは、主人公・大森一平(香取慎吾)の義弟・小原正助(志尊淳)が保育士として働く保育園の園長・園田美奈子役を演じる予定で、美穂さん演じる園田が物語の中心となる構成だった。しかし訃報を受け、美穂さんの役柄を引き継ぐ形で、新しい園長・鮫島ふみ役を設置。同局は「忍さんの強い希望があり、そのご意向を汲み、中山忍さんに出演いただくことになりました」と説明した。

 北野拓プロデューサーも「中山忍さんご本人と所属事務所とお話をさせて頂く機会があり、中山忍さんがお姉さまである中山美穂さんと同じ作品に最後にご出演したいという強い希望をお持ちになっていることを伺い、そのご意志を尊重させて頂きたいと思い、今回、お引き受け頂くことになりました」と経緯を明かした。

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