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東福岡 屈辱をバネに目指す頂点 選抜大会、九州大会の悔しさは花園で晴らす 全国高校ラグビー27日開幕

スポニチアネックス / 2024年12月27日 6時3分

2年ぶりの日本一を目指す東福岡

 第104回全国高校ラグビー大会は27日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。前回大会準優勝でBシードの東福岡は30日の2回戦で朝明(三重)と光泉カトリック(滋賀)の勝者と対戦する。今季は選抜大会で初戦敗退、九州大会で8連覇を逃すなど悔しさを味わってきただけに、11大会連続ベスト4以上の大舞台で晴らす覚悟だ。

 2大会ぶりの全国制覇を目指す東福岡はここまで苦しんできた。春の選抜大会の初戦敗退に始まり、6月の九州大会決勝の敗戦、夏の7人制大会の予選リーグ全敗。その中でもBシードに選ばれ藤田雄一郎監督は「サプライズ的なこと。2年間花園決勝に進んだご褒美」と冷静に受け止める。

 新チームは前回大会決勝のスタメンが高校日本代表候補でWTBの深田衣咲(いさ、3年)のみでスタート。全体の経験値が不足していた。例年以上に練習試合をこなし、フィジカル強化というテーマに全員で励んだ。指揮官の「現状維持は衰退」という考えから、司令塔のSOに1年生の橋場璃音を起用。筑紫相手に12トライを奪って快勝した福岡大会決勝は1、2年が7人スタメンに名を連ねた。No・8で主将の古田学央(がくあ、3年)は「下級生は3年にひけを取らない実力がある」と語る。

 福岡大会では全4戦計343得点、19失点としっかり間に合わせてきた。春頃のような相手を崩せないまま、苦しい状態で前に出ようとしたり、我慢の時間が多かった姿がなくなってきた。深田は「県大会ではFWも前にいく力が出てきて、いいアタックができた」と手応えを語る。

 一方で花園のAシード、大阪桐蔭、桐蔭学園、石見智翠館を破るには上積みが必要と感じており、本番に向け7割を守備に置き準備を進めている。古田主将は「1日でも試合を多くできることが幸せなので、目の前の試合を大切に勝ち上がっていけたら」と足元を見ながら戦っていく。

 〇…東福岡のロック、熊谷鼓太郎(3年)の父はOBで元日本代表の皇紀氏。07年のラグビーW杯に出場し通算26キャップ。日頃からプレーの動画を送り助言をもらうこともある。「うまい人は謙虚な人しかいない。うまくいったときもてんぐになるな」という金言を大切にしている。1メートル95の長身を生かしたプレーが持ち味。「相手のラインアウトも取って嫌がるプレーをしたい」と誓った。

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