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広島・田村 新相棒の“インソール”で打力向上へ足場固めだ 矢野&羽月も愛用に「良さそうな感じ」

スポニチアネックス / 2024年12月27日 5時2分

クルミラインソールを来季から着用する広島・田村

 外野の定位置獲得を目指す広島・田村俊介外野手(21)が、来季からインソールを着用することを明かした。日本アールエスナイン社が販売するオーダーメードの「クルミラインソール」で、今季途中から矢野雅哉内野手(26)が愛用。シーズン終盤の打力向上にひと役買った強力アイテムだ。勝負の高卒4年目へ向け、新たな相棒とともにまずは足場を固めていく。

 田村は足もとから自己改革に着手する。チームメートの矢野、羽月も愛用するオーダーメードのインソール。新たに導入することで、高卒4年目の飛躍につなげる構えだ。

 「矢野さんも羽月さんも使っていて、自分も試してみたいと思った。今まで、インソールを意識することがなかったので、新しいものが出てきたなと」

 矢野が今年の8月下旬から着用を試みた。すると、9、10月の月間打率がいずれも3割超え。打撃成績が上向いたのを目の当たりにして、興味を抱くようになった。

 足型から取って、職人が一つずつ手作業で制作するインソール。足裏のアーチを自然な形で保つために、足の真ん中付近に膨らみのある硬いカップが埋め込まれている。これにより、バランス、姿勢の改善を促進。指の部分には「指まくら」と呼ばれる膨らみを設けることで、指で地面をかむ動きも可能になった。スイングに際し、下半身の力を効率よく伝えられるようになるという。

 特殊な加工が施されたインソールを開発した大内真輔氏は言う。「指の付け根が膨らんでいる指まくらがポイント。足の形を整えることで、パフォーマンスにいい影響がある」。矢野も着用した効果を実感。「地面をかんでいる感覚があって、打席で急に感覚が変わった」と明かす。打力を磨き、レギュラー奪取を狙う田村にとっても、心強いアイテムとなりそうだ。

 「職人さんに自分の足型を見てもらった時に、足を矯正していったほうがいいと言われた。基本的に母趾(ぼし)球に力を入れていましたが、(指まくらがあることで)あまり使えていなかった足の指に力が入り、良さそうな感じ。これが自分にとって、いい方向にいく一つのアイテムになればと思う」

 今季は自身初の開幕スタメンを果たすも、37試合の出場で、打率.198、0本塁打、5打点に終わった。外野の定位置獲得には、持ち味とされる長打力の向上が必須。新たな相棒の力も借りて、秘めたポテンシャルを発揮してみせる。(長谷川 凡記)

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