新潟・樹森監督就任会見「新潟だから決断できた」 ボールを大事にするスタイル「自分に合っている」
スポニチアネックス / 2024年12月27日 7時0分
J1新潟で来季から指揮を執る樹森大介新監督(47)が26日、デンカビッグスワンで就任会見を行った。突然のオファーに驚きつつも、新潟のボールを大事にするスタイルが就任の決め手となったことを明かした。来季の開幕に向けてはスタイルを継承しながら、攻守でてこ入れして“樹森アルビ”を構築していく決意を口にした。
少し緊張した面持ちでマイクを握った樹森監督は、初のJクラブトップチーム、しかもJ1の監督を引き受けた理由を口にした。
「本当に新潟のスタイルが僕自身に合っているのが大きかった。今回J1という素晴らしい話だったが、これが他のクラブだったら多分受けていない。今回決断したのは新潟のスタイルだったら僕もそのままの形でやっていけて、プラスアルファ色を出して、さらに良くなるなと思ったので決断できた」
クラブは松橋前監督に続投のオファーをしていたが、11日に断りの連絡が入った。それ以前から他の選択肢を考えていた寺川能人強化部長はスタイルの継続、育成年代の指導経験者に加え「今まで(監督を)経験していない方を置きたい」という3つのポイントから模索。21年にS級コーチライセンスの国内研修で新潟を選び「しっかりサッカーに対する考えを持っておられた方」という印象があったことから、樹森監督を選んだという。
水戸ユースで監督を務めた11年間、樹森監督は「同じようなスタイルで指導を行ってきた」。23年からは水戸のトップチームで攻撃担当のコーチを担い、新潟の映像を用いて選手に
今季の新潟を見て、攻撃では最後のスピードアップやビルドアップの立ち位置、守備では攻守の切り替えの速さ、プレッシングに課題を感じ、キャンプでは「攻守両方を追いたい」と決意をにじませる。選手時代も含めて自身初のJ1挑戦。「育成畑出身なので選手に成長してもらいたいし、それは僕自身も。J1の強度、スピード感に慣れて僕自身も変化して成長するのを大切にしたい」と意気込んだ。(西巻 賢介)
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