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【24年野球界振り返り】落合博満氏 日本Sのソフトバンク4連敗は「06年の俺と戦い方が同じ」

スポニチアネックス / 2024年12月27日 20時20分

落合博満氏

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が27日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。年の瀬に2024年の野球界を振り返った。

 今年もさまざまなドラマや記録が生まれた野球界。日本シリーズではDeNAがソフトバンクを下し、リーグ3位からの「下克上」で26年ぶりの日本一に輝いた。

 落合氏は「まさかあのソフトバンクに勝つとは」と改めて驚きを口にした。ソフトバンクは敵地で連勝したものの、その後は打線が沈黙しまさかの4連敗を喫した。

 「3試合目のソフトバンクのピッチャーの替え時が早かったような気がしないでもない。あの辺から投打のバランスが崩れちゃったのかな」と指摘した落合氏。「2006年の俺が(中日の)監督やってる時に、日本ハムに負けた時の戦い方と、ソフトバンクが4連敗した戦い方が同じなんだ」と分析した。

 落合氏が中日を率いて戦った06年の日本シリーズも、中日が本拠で先勝したものの、その後は打線が沈黙し4連敗。「シーズン中あれだけ打ってたものが、まさか短期決戦でここまで打線が湿るとは思ってなかったっていう」と今回の日本シリーズと似たものを感じ取った。

 そして「ランナーが出るんだけど点が入らない。そういうゲームをつくったのは東(克樹)なんだけどね」と、左大腿裏肉離れから復帰し第3戦に先発、勝利した左腕の名前を挙げ「(負傷で)間に合わないんじゃないかというところを間に合わせてきた。そういう意味ではあの第3戦が一つの分岐点だったような気がしないでもない」と語った。

 最後は「ウチの女房は日本シリーズはDeNAが優勝するってクライマックスシリーズから言ってたけどね」と信子夫人の“予言”を明かし笑わせた。

 ≪落合氏がピックアップした2024年野球界の出来事≫

3月  健大高崎(群馬)が春夏通じて初優勝

4月  中日単独首位

5月  パドレス・ダルビッシュ日米通算200勝

   巨人・戸郷ノーヒットノーラン

6月  ヤクルト・石川23年連続勝利

   広島・大瀬良ノーヒットノーラン

   楽天交流戦初優勝

7月  ドジャース・大谷日本選手初MLB200号

8月  京都国際タイブレークで初の日本一

9月  ドジャース・大谷54―59

   ソフトバンクがリーグ優勝

   巨人がリーグ優勝

10月 ドジャース世界一

11月 DeNA日本一

   ドジャース・大谷MVP

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